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- Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041325018
感想・レビュー・書評
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080916購入。080919読了。
岸上は日記の中で、自分の自殺は完全に失恋によるものだと謳っている。センチメンタルすぎたのだろう彼は。しかし、だからこそ「短歌」という世界で、一瞬ではあるが、彼は煌くことができた。高野悦子といい原口統三といいこの時代は詩人が多い。そして彼らは自ら死を選んだという点でも繋がっている。問題が解決したような錯覚に陥るから、個々の事件の原因を社会や時代という大きなものに託したくはない。しかし、恋と革命という文学的な現実の前では、それは時代の契機を表していたのではないか、と思ってしまう。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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著者プロフィール
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