家畜人ヤプー (角川文庫 (2981))

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  • Amazon.co.jp ・本 (652ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041334010

感想・レビュー・書評

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  • 問題作らしく序盤の気持ち悪さ、中盤までの自分もその「設定」に慣れてしまう衝撃など、そこまでのテンポは良い。ただし中盤以降はややダレてしまっているような感じを受ける。
    完結しているように見えるものの、まだ続きがあるようで、そこまで読むかちょっと悩んでしまう。

  • 途中で読むのを投げてしまった。ただエグいだけ。

  •  
    ── 沼 正三《家畜人ヤプー 1970‥-19721110 角川文庫》籍=諸説
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4041334012
     
    ── 沼 正三《家畜人ヤプー 195612‥-195804‥ 奇譚クラブ》連載
     
    (20151210)
     

  • 第1章から28章まで。未完。「これでやっとその序章を終えたといえます」と作者の弁。

  • 想像した以上に「家畜」ですね。いや、家畜に対してでもこれはやりすぎ。SMの中でもとくにスカトロに特化してる感じがします。ウンコ、シッコは「小学生か!」というレベルの下らなさでもあり、まあなんともすごい小説です。

  • 白人女性をヒエラルキーの最上階に頂く社会に飛び込んだ、日本人青年とドイツ人女性の顛末。女性に奉仕する畜人の詳細な飼育方法、価値観が描かれる一方で、部外者であった二人が徐々に調教されていく様も精緻に描かれる。展開は、やがて神話世界とのかかわりを明らかにしながらも、中途で終わる。


    広く言って、これはSFに属する話であると感じる。現実に入り込む異端を描く幻想小説ではないし、サドマゾ小説でさえない。筆致は詳細であり、その世界の成立の根源を極めて科学的に描こうとしているという意味で、SFがもっとも近い。

    といって、では同じく独自の神話世界を生み出したラヴクラフトのようなものかというと、これもまたまったく異なる。ラヴクラフトにおいてはあくまで神の世界は神の世界として存在していた。
    だが、こちらのほうでは、神の世界は存在しない。むしろ神の世界は人間の世界だった、というネタばれ話であり、徹底的に分解され解説された神話読解本とも言える。

    この小説がグロテスクであるとするなら、おそらくそれぞれの人間の心変わりと、潜在的な支配欲求を白日の下にさらし、書き尽くそうとしているところなんだろう。

  • (1972.12.18読了)(1972.11.18購入)
    (「MARC」データベースより)
    2000年後の宇宙帝国「イース」。拉致された日本人青年と恋人クララの運命の逆転。倒錯の性を通して、謎の作家が描く地球崩壊、人類破滅の極限状況は…。

  • とにかく気持ち悪い。
    趣味がわるくて、お下劣極まりない設定を、これでもか!これでもか!という執拗さで説明してくるのが本当に気持ち悪い、すごい。
    もはや話はどうでもよくて、頭の中で練りに練った気持ち悪い設定を披露したいがために書かれた物語だと思います。実際、世界観が分かってきて物語はこれからってところで終わっちゃう。リンが葛藤を越えて完全にクララの所有物へと調教されちゃう過程をけっこう楽しみにしてたのに。
    あとがきを読むと、これを書いた人は本当に変態の人みたいでなんとなく安心しました。日本人をバカにしてるのか?とか、逆に鼓舞してるのか?と思ったりもしたけど、ただただ白人女性に家畜以下の扱いを受けることに気持ちよくなってしまう性癖の人だと分かって、なんだかほっとしました。

  • 本当はハードカバーでボックスつきの、すごく凝ったものを購入しました。
    もともとこの作品は文庫で読んでいたのですが、値段も高いのに古書屋でお取り置きまでしてしまいました・・・

    SMと一言でくくってしまえば「性愛」も入るのでしょうが
    そのようなものが低俗で、一瞬の快楽だけの簡単なものに思えるような壮大な「支配と隷属」の物語。
    エロスだけでは語れぬその精神性。
    与える喜びと、与えられ続ける者の本当の姿です。

    自分の中では手塚治虫の作品と並んで、自分の性格や考え方を作っています。
    その文化になじみのないコトヴィッツ嬢や我々からすれば非常に残酷ではありますが、もはやその「残酷」の通念すらない。
    ひたすらに崇拝し、身を尽くすことが喜びである世界。
    人の形をした「物」。
    これが世の中の真理だとすら、私は思っています。

  • 受動的安心感。

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