わが一高時代の犯罪 (角川文庫 緑 338-18)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041338186

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  • 日本三大名探偵にしてはちょっと影の薄い神津恭介が不可解な事件を解決していく長編シリーズもの。旧制一高ならではの固有名詞が頻出する、一種のノスタルジーに満ちた舞台設定。戦中の鬱屈とした空気感も伝わってくる。短編『鼠の贄』もいいね。

著者プロフィール

1920年9月25日、青森県生まれ。本名・誠一。京都帝国大学工学部冶金科卒業。48年、失業中に書いた「刺青殺人事件」が江戸川乱歩の推薦で出版され作家デビューし、「能面殺人事件」(49-50)で第3回探偵作家クラブ賞長編賞
を受賞する。79年に脳梗塞で倒れるが過酷なリハビリ生活を経て再起、「仮面よ、さらば」(88)や「神津恭介への挑戦」(91)などの長編を発表。作家生活の総決算として「最後の神津恭介」を構想していたが、執筆途中の1995年9月9日に入院先の病院で死去。

「2020年 『帽子蒐集狂事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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