影なき女 (角川文庫 緑 338-34)

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著者 : 高木彬光
  • KADOKAWA (1977年10月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041338346

影なき女 (角川文庫 緑 338-34)の感想・レビュー・書評

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  • 開架の全集で見当たらなかったので、書庫から文庫で借りてみた。「ごめんなさい!こんな古い本しかなくて」と取り出してくれたけど、古本が大好きな私としてはうひひひという気持ち。

    時々、ふと思い出しては「エラリークインだったっけ?」と思っていた話が「影なき女」で驚く。
    そうそうコレ!
    高利貸し森島氏が密室で遺体で発見される、直前まで会っていた女性が密室から忽然と姿を消し、森島氏が持っていたはずのダイヤも消えている。
    犯行を再現すると豪語した相良探偵の目の前で第二の殺人が。

    四次元を使って殺人を犯してみせる、という男の言うとおり犯行時に彼は遠く離れた場所にいた。「黄金の刃」
    妻を殺した冤罪で服役していた男が出所した。「出獄」
    新聞社へ殺人予告が届き、予告通りに毒殺事件が。「天誅」
    喫茶店で神津が出会った奇妙な女。彼女に近づいた神津恭介は薬をかがされ、事件にまきこまれる。「ビィナスの棺」
    伊豆に仕事にきた研三くんが海で死体を発見。「薔薇の刺青」
    出自に秘密を抱える作家が初恋の女性に出会った時、事件は始まった。「死せる者よみがえれ」

    神津恭介短編集。
    神津さんは解決だけに出てきたり、いきなり渦中に飛び込んでいたり、友人知人を助けに奔走したり。
    テレビのように優雅にトランプをパラパラしてるイメージではない。
    そして、どの話にもちょっと食わせ物な美女が登場。
    「死せる者よみがえれ」は京極の関口くんと重なった。こちらは最後は物悲しいけれど前向きに終わってる。
    関口くんだと最後までグダグダで周りに好き勝手言われて終わるんだろうなとかつい考える。

  • 神津シリーズ(m'□'m)『影なき女』『黄金の刃』『出獄』『天誅』『ヴィナスの棺』『薔薇の刺青』『死せる者よみがえれ』収録。謎解きを中心とした短編集。「犯罪の陰に女あり」読み終わっての感想がコレ(笑)トリックを純粋に楽しめる一冊。助手がいないとこうも哀愁漂うものなんだね探偵とは( ̄▽ ̄;)

  • 神津恭介

  • 『影なき女』  神津恭介シリーズ
    相良探偵事務所にかかってきた「影なき女」と名乗る女からの犯行予告。殺害された高利貸・森島。密室の現場。現場から消えた女と300万の宝石。事件の再現中またも「影なき女」による秘書・石田の殺害。第3の被害者は相良。探偵事務所の死。「影なき女」の正体と相良の助手・日下部の元妻の存在。

    『黄金の刃』
    「四次元の男」と名乗る石山雅信。四次元の力で殺人を予告する石山。石山が旅行中に石山の家で死んだ男。男の指に残された傷。男と石山の妻の不倫の証拠の手紙のありかに隠された秘密。

    『出獄』
     妻殺しで投獄された男の出獄に伴い起きる事件。

    『天誅』

    『ヴィナスの棺』
    神津恭介にダイヤモンドを渡し自分の遺体を探すように依頼してきた女。銀杏屋敷と呼ばれる屋敷から戦前に消えた伊馬笙子。消えた彼女の夫と宝石。現在の住人である春藤の証言。防空壕の中の壁に隠された秘密。

    『薔薇の刺青』

    『死せる者よみがえれ』

  • 「影なき女」と名のる謎の女と連続する密室殺人に神津恭介挑む表題作他「黄金の刃」、「出獄」、「天誅」、「ヴィナスの棺」、「薔薇の刺青」、「死せる者よみがえれ」を収録した傑作短編集

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