黄金の鍵 (角川文庫 緑 338-37)

  • KADOKAWA (1978年2月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (386ページ) / ISBN・EAN: 9784041338377

みんなの感想まとめ

懐かしさと不思議な魅力が交錯する物語が展開されます。愉快な未亡人・村田和子は、謎の中年紳士・墨野隴人と出会い、百年以上前の不動明王の絵と埋蔵金にまつわる奇怪な連続殺人事件に巻き込まれます。現場に残され...

感想・レビュー・書評

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  • 懐かしい香り。昭和の探偵小説。埋蔵金伝説の解釈にはなるほどね、と。

  •  島田荘司『占星術殺人事件』P160で高木彬光 『黄金の鍵』について述べている箇所がある。日本の中心線は東経百八十度四十八分なのだとか、幕末の混乱期に小栗上野介が首をはねられた場所で、徳川幕府の埋蔵金を埋められているならこのあたりが有力なのだそうだ。なにやら怪しげで魔術的なお話なのかと期待をした。

     全体を通じて全てが怪しげであることは確かだ。なによりも怪しげなのはしょっちゅう偶然が重なること、田舎ではあるまいに大都会でそんなに偶然、知人と出会うとも思えない。謎解きをする紳士にいたっては素性を明かさず最後まで謎のままである。辟易するのは、つねにどこかの喫茶店で人と落ち合うのだが、その設定って安易すぎないだろうか。単純に犯人探しの推理小説としては楽しめる。

  • 墨野

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著者プロフィール

1920年9月25日、青森県生まれ。本名・誠一。京都帝国大学工学部冶金科卒業。48年、失業中に書いた「刺青殺人事件」が江戸川乱歩の推薦で出版され作家デビューし、「能面殺人事件」(49-50)で第3回探偵作家クラブ賞長編賞
を受賞する。79年に脳梗塞で倒れるが過酷なリハビリ生活を経て再起、「仮面よ、さらば」(88)や「神津恭介への挑戦」(91)などの長編を発表。作家生活の総決算として「最後の神津恭介」を構想していたが、執筆途中の1995年9月9日に入院先の病院で死去。

「2020年 『帽子蒐集狂事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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