神曲地獄篇 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041338421

感想・レビュー・書評

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  • 連合赤軍の、「山岳ベース事件」の小説化。連合赤軍関連だと、どうしてもあさま山荘に目が行ってしまいがちだけれど、その前に「内ゲバ」というものが何故起こったんだろうか?そこに目をつけたのは良かったと思うんだけど、いかんせん資料が数多くあり、良書も多数広まった現代からすると、「ここ作ったか?」と首を傾げてしまう点がどうしても・・・。取材してないとはいわないし、読み物として「狂気」はしっかり書けているとは思うが、現代人からするとどうしてもそこがひっかかる。作者が「チンギス・ハン=源義経」説を唱えた、ということでバイアスがかかっているのかもしれないけれど、現在では入手困難というのもむべなるかな。って感じ。

  • いつまでたってもうなされる(苦笑)

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著者プロフィール

1920年9月25日、青森県生まれ。本名・誠一。京都帝国大学工学部冶金科卒業。48年、失業中に書いた「刺青殺人事件」が江戸川乱歩の推薦で出版され作家デビューし、「能面殺人事件」(49-50)で第3回探偵作家クラブ賞長編賞
を受賞する。79年に脳梗塞で倒れるが過酷なリハビリ生活を経て再起、「仮面よ、さらば」(88)や「神津恭介への挑戦」(91)などの長編を発表。作家生活の総決算として「最後の神津恭介」を構想していたが、執筆途中の1995年9月9日に入院先の病院で死去。

「2020年 『帽子蒐集狂事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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