邪馬台国の秘密 改稿新版 (角川文庫 緑 338-51)

著者 :
  • KADOKAWA
3.55
  • (3)
  • (5)
  • (12)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 57
感想 : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041338513

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  『古代天皇の秘密』を読んだ勢いで、前作を再読する。タブレットを座右に置き、地名を画像検索しつつ、読み進める。
     『古代天皇〜』は男女3人のベッド・ディテクティブ。本書では神津と松下の2人きり。緊張感が高まっている。
     『古代〜』では時点をシフトしているが、本書は地点をシフトしている。魏使の九州上陸地点は神湊(こうのみなと)に違いない、と思えてくる。
     当時の海岸線の高さが10m違うのだから、上陸地点が松浦半島ということは有り得ない。本書が出てずいぶん経つのに、魏使の旅程を松浦半島から北東へ陸行とした地図をいまだに見かける。人文科学たる歴史学も自然科学に膝を屈するべきではないか。
     邪馬台国宇佐説は大好きな諸星大二郎『暗黒神話』とも一致するので有難い。
     近頃は纒向遺跡で畿内説が優勢だが、それだと倭人伝の記述「女王國の東、海を渡ること千余里にしてまた國あり」と矛盾する。北海道では方向も距離も合わない。

  • もう分からん・・・。邪馬台国なんか何処でもええわ・・・。無くてもええし・・・。あー、疲れた。九州に住んでる人なら地理や地形に地名など把握し易いと思うので楽しめるんじゃないでしょうか。宇佐神社には行ってみたい。

  • 高木氏の説には、素直にうなづく説得力がある。
    小説として発表された動機もわかるけれど、
    学説として研究しても良い着眼点だと思った

  • 歴史ミステリの傑作。名探偵神津恭介は入院中の暇つぶしに友人の作家が持ち込む史料だけで邪馬台国の位置を推理する。邪馬台国は時代が古すぎて魏志倭人伝くらいしか文字史料がないため、論争に結論が出ないから、こういう様々な論が出るのが面白い。どれを読んでも、それなりに皆説得力があるんだなぁ。。。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

1920年9月25日、青森県生まれ。本名・誠一。京都帝国大学工学部冶金科卒業。48年、失業中に書いた「刺青殺人事件」が江戸川乱歩の推薦で出版され作家デビューし、「能面殺人事件」(49-50)で第3回探偵作家クラブ賞長編賞
を受賞する。79年に脳梗塞で倒れるが過酷なリハビリ生活を経て再起、「仮面よ、さらば」(88)や「神津恭介への挑戦」(91)などの長編を発表。作家生活の総決算として「最後の神津恭介」を構想していたが、執筆途中の1995年9月9日に入院先の病院で死去。

「2020年 『帽子蒐集狂事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

高木彬光の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
宮部みゆき
三島由紀夫
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×