殺意 (角川文庫 緑 338-54)

著者 : 高木彬光

• KADOKAWA

感想・レビュー・書評

[bukuroguidkodamaさんの感想 · 2018年10月25日]

歴史ものだったり「奇妙な味」だったりの様々な種のミステリ短編集
描かれた背景の昭和三十年代だったりが色濃くあって時代劇のようなおもむき
時代を越えて残る価値というのは話題性といった読者次第のものもあるが
作者と作品の時代に沿った位置づけに相応しい出来栄えが重要なのはやはり確か

[myuu3310さんの感想 · 2010年2月7日]

短編集

著者プロフィール

1920年9月25日、青森県生まれ。本名・誠一。京都帝国大学工学部冶金科卒業。48年、失業中に書いた「刺青殺人事件」が江戸川乱歩の推薦で出版され作家デビューし、「能面殺人事件」（49-50）で第3回探偵作家クラブ賞長編賞
を受賞する。79年に脳梗塞で倒れるが過酷なリハビリ生活を経て再起、「仮面よ、さらば」（88）や「神津恭介への挑戦」（91）などの長編を発表。作家生活の総決算として「最後の神津恭介」を構想していたが、執筆途中の1995年9月9日に入院先の病院で死去。

「2020年 『帽子蒐集狂事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」