- Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041338551
感想・レビュー・書評
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先日片岡愛之助主演でドラマ化したのを見て原作を読んでみた。
ドラマでは一世代後の話になっていたが、原作は紅霊教教祖とその娘たちが狙われる。
宗教団体の本部で予言のとおり起こる連続殺人。怪奇的な雰囲気だが、神津恭介が右往左往しているあいだにどんどん被害者が増えていくのがいまいち。
最終章の「裁き得ぬ罪人」が余韻を残す。 -
「今宵、汝の娘は一人、水に浮かびて殺さるべし」という予言どおり、紅霊教教祖の孫娘が、窓もドアも鍵が掛かった風呂の中で血まみれになって殺されていた。この事件を発端に、連続殺人事件が始まり……。
神津さん、途中から事件に参戦するも、犯人にうらをかかれて殺人を許してしまったりと、神津が敗北を甘受せねばならなかった事件。
『刺青殺人事件』の中でタイトルだけ触れられていた『呪縛の家』事件。読者への挑戦が2回も挿入されているけれど、まあ、これはね……(笑)
新興宗教の予言による犯行予告、殺人現場に一振りの短刀と猫の鳴き声と、ガジェットはおどろおどろしいネタ満載、かつ煽りまくりの文章なのに、作品全体のテイストがさらりとしてて怖くない。
ラストで法廷まで突入したのはびっくりだが、あの展開、面白かった。 -
神津恭介
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ちょっと古いのでトリックにわかりにくい点はあるが、なかなかの佳作。作品テーマが重い割にあまりおどろおどろしくないのは神津のさわやかさのせいなのだろうか。
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2回目の読者への挑戦でも分からなかった…
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