呪縛の家 (角川文庫 緑 338-55)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041338551

感想・レビュー・書評

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  • 2ドラで片岡愛之助の神津恭介を見てしまった。
    一時期、神津恭介にハマってほぼ読んだはずなのに、横溝正史と混ざった?あまりの記憶のなさに読んでみた。
    それにしても愛之助って、所作がバタバタしてるような。歌舞伎の人と思えないくらい。後ろ姿がムームー着たおばちゃんのようだし。
    でも顔は美形なのねー。決めの顔におおおーっと思う。
    どこか近藤正臣を思い出させて、近藤正臣の神津恭介は許さんと思って来たけど、あら?彼も美形だったのかも?(失礼しました)

    一高の同窓、卜部鴻一からの助けを求める手紙を受け取った松下研三。
    戦時中は世界を光破するかという勢いだった宗教団体、紅霊教の教祖を大叔父に持つ、鴻一。
    紅霊教は戦後は一気に落ちぶれ、一族は奥武蔵野の邸宅に暮らしていた。そこに不気味な予言が。
    舜斎は宙に泳ぎて殺さるべし
    澄子は水に浮かびて殺さるべし
    烈子は火に包まれて殺さるべし
    土岐子は地に埋もれて殺さるべし

    痩せて貧困に喘ぐ山間の村、怪しげな宗教団体、村に立ち入ったとたんの不気味な予言、美人三姉妹、地底の闇の迷路、密室。
    たまりません。
    次々と起こる事件、深まる謎。
    そして犯人は法廷で事件のあらましを語るが。

    「正義は結局、悪の力には及ばないんだろうかね。この世には、こういう裁き得ぬ罪人が、まだまだたくさんいるのだろうか。」

  • 先日片岡愛之助主演でドラマ化したのを見て原作を読んでみた。
    ドラマでは一世代後の話になっていたが、原作は紅霊教教祖とその娘たちが狙われる。
    宗教団体の本部で予言のとおり起こる連続殺人。怪奇的な雰囲気だが、神津恭介が右往左往しているあいだにどんどん被害者が増えていくのがいまいち。
    最終章の「裁き得ぬ罪人」が余韻を残す。

  • 「今宵、汝の娘は一人、水に浮かびて殺さるべし」という予言どおり、紅霊教教祖の孫娘が、窓もドアも鍵が掛かった風呂の中で血まみれになって殺されていた。この事件を発端に、連続殺人事件が始まり……。
    神津さん、途中から事件に参戦するも、犯人にうらをかかれて殺人を許してしまったりと、神津が敗北を甘受せねばならなかった事件。

    『刺青殺人事件』の中でタイトルだけ触れられていた『呪縛の家』事件。読者への挑戦が2回も挿入されているけれど、まあ、これはね……(笑)
    新興宗教の予言による犯行予告、殺人現場に一振りの短刀と猫の鳴き声と、ガジェットはおどろおどろしいネタ満載、かつ煽りまくりの文章なのに、作品全体のテイストがさらりとしてて怖くない。
    ラストで法廷まで突入したのはびっくりだが、あの展開、面白かった。

  • 神津恭介

  • ちょっと古いのでトリックにわかりにくい点はあるが、なかなかの佳作。作品テーマが重い割にあまりおどろおどろしくないのは神津のさわやかさのせいなのだろうか。

  • 2回目の読者への挑戦でも分からなかった…

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著者プロフィール

1920年9月25日、青森県生まれ。本名・誠一。京都帝国大学工学部冶金科卒業。48年、失業中に書いた「刺青殺人事件」が江戸川乱歩の推薦で出版され作家デビューし、「能面殺人事件」(49-50)で第3回探偵作家クラブ賞長編賞
を受賞する。79年に脳梗塞で倒れるが過酷なリハビリ生活を経て再起、「仮面よ、さらば」(88)や「神津恭介への挑戦」(91)などの長編を発表。作家生活の総決算として「最後の神津恭介」を構想していたが、執筆途中の1995年9月9日に入院先の病院で死去。

「2020年 『帽子蒐集狂事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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