大予言者の秘密―易聖・高島嘉右衛門の生涯 (角川文庫 緑 338-57)

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  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041338575

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  • 本書を読む前の段階での、私の高島嘉右衛門に関する知識は、
    ・何だかすごい占い師である。
    ・横浜の高島町はこの人の名前から付けられた。
    といつたところで、あまり詳しく知るところではありませんでした。

    最初に高島嘉右衛門の名を見たのは、1970年代。あの五島勉著『ノストラダムスの大予言』がブウムになつてゐて、それに対する批判本『ノストラダムス大予言の秘密』の中であります。
    この本の著者も実は高木彬光氏。五島氏は、どこからはじき出したのかノストラダムスの予言的中率を99%とし、「神か悪魔か」と祭り上げてゐるが、牽強付会ぶりがはなはだしいと高木氏は主張するのであります。
    そして日本にも彼に比肩し得る大予言者はゐるとし、「出口王仁三郎」「高島嘉右衛門」の名を挙げてゐたのでした。そして本書につながるのであります。

    財界人としては数々の起業に成功し、横浜市の発展に寄与したといふことですが、歴史の表舞台には出ないやうに意識して行動してゐたのでせう。名誉欲とは無縁だつたのか。
    そして私財を惜しむことなく公共の事業のために差し出す。金銭欲も薄いやうです。そんな人は存在するのかと突つ込みたくなりますが、希代の易断家ともなると凡人には理解できぬこともあるのでせう。
    ところで毎年「高島易断」の冠をつけて発売される「暦」の数々。あれらはほとんどがニセモノといふか、高島嘉右衛門とは関係ないのださうです。怪しからぬ話であります。

    伊藤博文の暗殺と、その実行犯の名前の一部を予言したのは有名ですが、これは数多い彼の予言のひとつに過ぎません。本書にはもつとすごい予言が紹介されてゐますよ。といつてもあまり手軽に入手できませんが...

    http://genjigawakusin.blog10.fc2.com/blog-entry-162.html

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著者プロフィール

1920年9月25日、青森県生まれ。本名・誠一。京都帝国大学工学部冶金科卒業。48年、失業中に書いた「刺青殺人事件」が江戸川乱歩の推薦で出版され作家デビューし、「能面殺人事件」(49-50)で第3回探偵作家クラブ賞長編賞
を受賞する。79年に脳梗塞で倒れるが過酷なリハビリ生活を経て再起、「仮面よ、さらば」(88)や「神津恭介への挑戦」(91)などの長編を発表。作家生活の総決算として「最後の神津恭介」を構想していたが、執筆途中の1995年9月9日に入院先の病院で死去。

「2020年 『帽子蒐集狂事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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