妖異金瓶梅 (角川文庫 緑 356-28)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 15
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (466ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041356289

感想・レビュー・書評

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  • 金瓶梅の意味を初めって知った。描かれた潘金蓮の魔性は現代にも通じる魅力的な主人公。
    ミステリーとしての要素が強い

  • 著者の作品では非常に珍しい
    忍法がまったくでてこない作品。
    ですがきちんとエロスは出てきています(笑)

    水滸伝の記述が
    ところどころに出てきます。
    元の作品は水滸伝のスピンオフ作品。
    ですがなぜか悪人であるはずの
    西門慶のほうが目立っています。
    (まあ淫蕩の限りですよ)

    そんな作品を下地にした
    ミステリーですがなかなか面白いです。
    それは西門慶にたかる応伯爵が
    ふがいないけれどもきちんと怪奇な事件を
    解決するからでしょう。

    ですが最後は著者らしいものになっているのです。
    物悲しいですね。

  • 再読。中国・四大奇書の一つ『金瓶梅』を翻案した連作ミステリ。様々なエログロ殺人のひとつひとつが技巧を凝らしたものなうえ、それらにある趣向を通底させる構成が素晴らしい。この愛すべきワンパターンにはニヤニヤさせられどおし。
    終盤、「凍る歓喜仏」からの怒涛の展開も圧巻。

  • あえて柳生十兵衛系を外してこちらを。
    しかも最初に読んだ角川版を持ってきてみました。
    山田風太郎は何を読んでも面白い

  • 文芸、犯罪、変態(・・・)と壮絶なラブストーリーを織り交ぜた山田風太郎初期の大傑作。
    なんと初出が1954年なんですよね・・・『柳園の壷』が65年だから10年以上前。
    やはり山田風太郎は凄い人だったと言うお話。

  • 一話、二話と読み進めるうちにある“法則”に気付く。それ自体が前代未聞なのだが、ジレンマや違和感を感じる暇がなかったのは、物語の陰に女たちの嫉妬と自己顕示欲の凄まじさを見たからだろう。ラストの衝撃は何の前触れもなしに、加速度をつけて一気に襲ってくる。一級ミステリを充分堪能した後に待っているのは、脳裏に焼き付く躍動的なラストシーン。

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著者プロフィール

1922年兵庫県生まれ。47年「達磨峠の事件」で作家デビュー。49年「眼中の悪魔」「虚像淫楽」で探偵作家クラブ賞、97年に第45回菊池寛賞、2001年に第四回日本ミステリー文学大賞を受賞。2001年没。

「2018年 『忍法双頭の鷲』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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