秘戯書争奪 (角川文庫 緑 356-39)

著者 :
  • KADOKAWA
3.67
  • (1)
  • (2)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 24
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (415ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041356395

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 初出1968年。週刊新潮連載。展開は「くの一忍法帖」ソックリで、古代の四十八手を記載した文書という宝物争奪戦の要素が違う点か。初出時はともかく、現代ではエロとは言い難く、せいぜい「微エロ」範疇に入るくらいかな。甲賀くの一対伊賀忍者の対決はかなり荒唐無稽だが、幕府対公家の対抗関係や主人公のロミオとジュリエットの構図は王道。そして秘儀書争奪の背景につき、将軍家定の不能の隠蔽と薩摩篤姫の円滑な輿入れの必要性、阿部正弘政権は開国圧力など問題山積の中で薩摩にも朝廷にも弱みは見せられずとは、さもありなんと思わせる。
    ただ、時代小説で「女子大生のごとく真剣に問う」というくだりには苦笑してしまった。まぁ、それを含めて著者らしいと言えば著者らしいのだが…。

  • 甲賀と伊賀のエロ対決。山風節、爆発。でもちゃんと史実を下敷きにしてるんだから凄い。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

1922年兵庫県生まれ。47年「達磨峠の事件」で作家デビュー。49年「眼中の悪魔」「虚像淫楽」で探偵作家クラブ賞、97年に第45回菊池寛賞、2001年に第四回日本ミステリー文学大賞を受賞。2001年没。

「2011年 『誰にも出来る殺人/棺の中の悦楽 山田風太郎ベストコレクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山田風太郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×