秘戯書争奪 (角川文庫)

  • 角川書店 (1986年12月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784041356395

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  • 初出1968年。週刊新潮連載。展開は「くの一忍法帖」ソックリで、古代の四十八手を記載した文書という宝物争奪戦の要素が違う点か。初出時はともかく、現代ではエロとは言い難く、せいぜい「微エロ」範疇に入るくらいかな。甲賀くの一対伊賀忍者の対決はかなり荒唐無稽だが、幕府対公家の対抗関係や主人公のロミオとジュリエットの構図は王道。そして秘儀書争奪の背景につき、将軍家定の不能の隠蔽と薩摩篤姫の円滑な輿入れの必要性、阿部正弘政権は開国圧力など問題山積の中で薩摩にも朝廷にも弱みは見せられずとは、さもありなんと思わせる。
    ただ、時代小説で「女子大生のごとく真剣に問う」というくだりには苦笑してしまった。まぁ、それを含めて著者らしいと言えば著者らしいのだが…。

  • 甲賀と伊賀のエロ対決。山風節、爆発。でもちゃんと史実を下敷きにしてるんだから凄い。

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著者プロフィール

山田 風太郎(やまだ・ふうたろう):一九二二年兵庫県生まれ。『甲賀忍法帖』『くノ一忍法帖』などで忍法帖ブームを巻き起こす。『眼中の悪魔』及び『虚像淫楽』で探偵作家クラブ賞(現日本推理作家協会賞)短編賞受賞。九七年菊池寛賞を受賞。『警視庁草紙』『戦中派不戦日記』『戦中派虫けら日記』などの日記文学、『人間臨終図巻』ほか著書多数。二〇〇一年没。


「2025年 『東海道綺譚 時代小説傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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