明治十手架〈上〉 (角川文庫)

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レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (359ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041356425

作品紹介・あらすじ

明治7年、時は文明開化真っ盛り。往来には義経袴に革靴の女の後を、大礼服に山高帽の男が続く。まさに、百鬼夜行ならぬ百鬼昼行の世…。元八丁堀与力・原胤昭は、恩師有明捨兵衛が悲痛の死を遂げたことから長年勤めた石川大牢獄島を飛び出した。そして、有明の残した姉妹が営む絵草紙屋に身を寄せる。この清麗可憐な姉妹に導かれ、粋な町奴は十手を片手に出獄人保護という徳行に乗り出した。だが、官服纒う物怪や凶悪無残な悪党どもが行く手を阻む。鳴呼、正義は地に堕ちたのか?不思議な縁によって数奇な運命を全うした明治の傑人を描く、大伝奇小説。

感想・レビュー・書評

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  • 何年かぶりに読み返してるところ。

  • 石川島の看守だった元八丁堀与力の原胤昭は、恩師の娘姉妹に影響され、出獄人保護の仕事をはじめるのだが……。
    山風明治もの最後の長編。他の明治もの同様、史実と虚構が入り乱れる物語に、岸田吟香、ドクトル・ヘボン、星亨など歴史上の有名人が顔を出す構成が愉しい。出獄した五人の悪党と、卑劣な五人の悪徳官憲との因縁、対決に期待しつつ〈下巻〉ヘ。

  • わたしの敬愛する山田風太郎の大傑作伝奇小説です。
    何度も読み返しましたがそのたびに涙が太線になって流れます。
    むー
    やっぱり山風天才ですわ。

  • 原胤昭と凶悪犯たちの、近づいたり遠のいたりのすれ違いがねえ。切ないですねえ。

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著者プロフィール

1922年兵庫県生まれ。47年「達磨峠の事件」で作家デビュー。49年「眼中の悪魔」「虚像淫楽」で探偵作家クラブ賞、97年に第45回菊池寛賞、2001年に第四回日本ミステリー文学大賞を受賞。2001年没。

「2018年 『忍法双頭の鷲』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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