伊賀忍法帖 (角川文庫)

  • 角川書店 (2003年1月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784041356470

作品紹介・あらすじ

松永弾正の毒牙にかかった伊賀忍者、笛吹城太郎の妻・篝火。最愛の妻を殺され、天性の淫女と首をすげかえられた城太郎の復讐が始まる。

感想・レビュー・書評

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  • これで山田風太郎を読むのは2作目。
    最初に読んだのが甲賀忍法帖で、それがすごく面白くて私は忍者物にハマったのだ。
    と言うわけでこれも期待大だったんだけど、ちょっと思ってたのと違ったかなぁ…。
    甲賀の方はいろんな忍者の忍法が描かれてて面白かったんだけど、こっちはまた毛色が違うというか、そもそも伊賀忍者1人出てくるだけ。
    しかもその忍者の忍法よりも、敵の僧兵の摩訶不思議技のほうが目立ってる。
    内容もちょっと性的な感じで、なんだか違う…こういうのじゃなくて忍者物語が読みたいんだ…!
    とは言え内容は面白くはあった。
    しかも松永弾正とか三好とか実際の歴史人物なのね。
    実際の出来事とフィクションを織り交ぜてるみたいで、なかなかふむふむ勉強にもなった。
    もう少し忍者の描写があれば良かったな。

  • あまりにも面妖な物語

  • 1974年版角川文庫の表紙すげぇ。これだったら買えなかったな。

    エロ、グロ、ロマンス、アクション、男気、エンタメ要素みっちり詰まった快作。漁火と柳生の存在がいい。

  • 読んでて思ったんですがこれ、絶対前に読んだことあるはず。それかこういう設定を下敷に描かれた漫画とか小説が巷に溢れているため読んだような気になってしまうのか。多分山田風太郎がベースなんだろうなあ。つくづくすごいな、と思いました。

    それにしても自分なんかが考えるに頭と身体を別々にしたら頭の方が主体になりそうな気がします。でもこの間何かのニュースで人間の動作は脳で判断して脳が指令を出してから動作が起きるのではなく身体のほうで実際行動を起こしてから脳にフィードバックで情報が戻る、と言うのを聞いたような気がします。頭だけでも身体だけでも自分は自分じゃないんでしょうね、きっと。うむ。
    エンタメ小説ですね!面白かったです。

  • 山田風太郎にたどり着くのに随分時間がかかった気がする。佐藤亜紀が解説を添えているというのに。。。

  • エログロナンセンス?
    いいえ、最高の娯楽です

  • 女の愛液から惚れ薬を作っちゃう。絶対飲みたくない。
    ちなみに、主人公の名前が「じょうたろう」です。

  • 昔好きだった真田広之が主演するということで買って読んだ作品。少し非現実的でなんというかまだ子供だった私にはかなり衝撃的な場面が多かったけれど面白くて一気に読みました。

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著者プロフィール

山田 風太郎(やまだ・ふうたろう):一九二二年兵庫県生まれ。『甲賀忍法帖』『くノ一忍法帖』などで忍法帖ブームを巻き起こす。『眼中の悪魔』及び『虚像淫楽』で探偵作家クラブ賞(現日本推理作家協会賞)短編賞受賞。九七年菊池寛賞を受賞。『警視庁草紙』『戦中派不戦日記』『戦中派虫けら日記』などの日記文学、『人間臨終図巻』ほか著書多数。二〇〇一年没。


「2025年 『東海道綺譚 時代小説傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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