- Amazon.co.jp ・本 (458ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041356517
作品紹介・あらすじ
会津四十万石の加藤明成は淫虐の魔王ともいうべき大名。家老の堀主人はたびたび諌言したが、ついに主家を見限って退転し、一族の女三十人を鎌倉の東慶寺に託し、高野山に入るが・・・。
感想・レビュー・書評
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会津七本槍と柳生十兵衛とその弟子との戦い。山田風太郎、初めてだけど面白かった。
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上巻「花地獄」の巻。随所に出てくる女性への暴力が本当に酷い。さらりと書かれているが、想像すればするほど胃がムカムカします。それが敵(仇)への殺意となります。敵がもう、ひたすら最悪です。どんどん殺意は増してきます。それに対比して、主人公柳生十兵衛の爽快さが読書する上で清涼剤となり、どんどん応援したくなります。敵の最悪さと主人公の爽快さが相まって、復讐への感情移入度がかなり高まる小説です。
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前に別の忍法帖を読み、あまりの駄作にこのシリーズは切り捨てていた。たまたま食堂のコミックを手に取り、面白かったのが、原作柳生忍法帖だった。おかげで上巻はコミックのイメージとダブって(笑)
まぁ、悪趣味、猟奇的な部分はあるが、時代活劇娯楽小説としてなかなかの内容。歴史、時代考証は野暮でも、うまく肉付けしてある。柳生十兵衛もなかなか快男子に描かれてるし、別の良さそうなのも探してみるかな。 -
柳生十兵衛先生・・・かっこいい。ジャケットはとにかく角川のが一番いい 般若面で顔が見えない上巻と 割れた瞬間の下巻。読めば分かるこのかっこよさ。
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やはり柳生十兵衛は強い!
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……女の袈裟、かっこいい。
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上下と読み終わり、あー壮絶だった、と一息つくような作品。
最後の3ページくらいは、名残惜しく読みました。 -
エロスい感じの設定と舞台。兎に角、柳生十兵衛がカッコいい一冊。
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下巻に