甲賀忍法帖 山田風太郎ベストコレクション (角川文庫)

  • 角川書店 (2010年7月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784041356531

作品紹介・あらすじ

400年来の宿敵として対立してきた伊賀と甲賀の忍者たちが、秘術の限りを尽くして繰り広げる地獄絵巻。壮絶な死闘の果てに漂う哀しい慕情とは……風太郎忍法帖の記念碑的作品!

みんなの感想まとめ

壮絶な忍法バトルと哀しい恋愛が交錯する物語が繰り広げられ、忍者たちの秘術が生き生きと描かれています。400年にわたる宿敵、甲賀と伊賀の対立は、徳川家の権力争いを背景に、緊迫感あふれる展開を見せます。特...

感想・レビュー・書評

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  • バジリスク読了組です。
    原作も読んでみようかと思い立ち読了。

    始めてマンガを読んだ時、"これ60年以上前に既に書かれてたの?"と言う感想と驚愕を覚えました。

    ワンピース、ハンターハンターもジョジョの奇妙な冒険も僕らが"能力バトルもの"の教典だとすら思っていた作品群は山田風太郎に血脈を持っているのでしょうな。

    因みに、甲賀組の陽炎は本当に男からすると怖すぎます笑。

  • 時代を超えてもその新しさは色褪せない。
    甲賀も伊賀の精鋭たちが10対10で殺し合うという、少年漫画でよくみる設定だが、抜群におもしろい。古い本なのに、読むのが全く苦じゃない。時代物なんじゃないのと敬遠してる人はぜひ読んでみてほしい。
    20人もの忍者が出てくるが、それぞれ独自の忍法があり個性も風貌も豊か。
    この忍法はあの忍法には不利だけど、ほかの忍法に対しては強い、など相性があり、戦う組み合わせが考えられてる。
    朧と弦之介の最期の終わり方も切なくて良い。
    天膳はチートすぎ笑 好きじゃないが彼がいることで物語が格段におもしろくなってる。

    個人的に好きなのは伊賀の小四郎かなあ。

  • 時代ものには苦手意識があったけど、読みやすかった。この本が初めて読んだ時代もので良かった。山田風太郎作品今後も読んでいきたい。

  • 400年来の宿敵として対立してきた甲賀・伊賀の忍法二族。彼らは服部半蔵の約定によって、きわどい均衡を保っていた。だが慶長19年、家康によってついにその手綱が解かれる。三代将軍の選定をめぐる徳川家の紛争を、両里から選ばれた精鋭各10名に代理させようというのだ。秘術の限りを尽くし、凄絶な血華を咲かせる忍者たち。だが、そこには流派を超え、恋し合う2人の名も含まれていた…。
    相手を欺きながらの壮絶な忍法バトル、弦之介と朧たちの純愛、軟体の技や蜘蛛など昆虫のような技や昆虫を操る技や体液の毒を使う技や肉芽を含んでいるが故の不死の術や無敵の瞳術やかまいたちなど奇想天外な忍法バトル、無垢な朧や栗山千明的なクールな蛍火やグラマラスなお胡伊や妖艶な陽炎など魅力的なヒロイン、裏をかき隙をつく駆け引きがスリリングで、ジョジョやハンター&ハンターのバトルのルーツを見ることが出来ます。「バジリスク甲賀忍法帖」も、オススメです。

  • 漫画や映画になる理由がわかります。忍術の探り合い騙し合い…個々の愛や欲望など引き込まれる要素が沢山でした☾ これだけの特殊能力を持ってしても利用される側である“忍”という人種が切ない。あと個人的に破幻の瞳は映画の方が好みです“¤̴̶̷̀ω¤̴̶̷́✧

  • 登場人物が判別できなかったのと
    グロさが自分には合わずで斜め読みしてしまった。
    弦之介と朧のラストシーンは、自分には好みだった。

  • 展開がジャンプ。戦いがジョジョ。しかも忍者。面白いに決まってる

  • 元祖・異能力デスゲーム。
    無敵の能力かと思いきやあっさりポアされたり、役に立たなさそうな能力が大活躍したり。自能力の長所が短所になってポアされる展開も胸熱。
    えっちな描写にドキドキしながらも徹夜で読破した子供時代が懐かしいです。
    キモい能力が多いのでホラー好きにもおすすめ。
    漫画版もおもしろいよね。
    ちなみに当方、雨夜陣五郎推しです。朱絹とのコンビなんかよくない?

  • 超能力者バトルものの元祖。
    現在あるありとあらゆる漫画やラノベに直接的、関節的に影響を及した作品である。
    設定として面白かったのが忍者たちに不具者が多いという所。見世物小屋で次々と現れるビックリ人間的な面白みがありアングラ的な暗い欲望を刺激するものがある。
    あとは、女性に対するストレートな肉欲である。ここまでストレートだと逆に笑ってしまった。
    この小説が古びてなお輝きを失っていないのは上記の2点が白眉であり、あとに続くものがいない(あるいは時代の趨勢により書けない)からなのかもしれない。

  • ■時は慶長19年、大坂夏の陣の直前。秀忠に次ぐ三代目徳川将軍の跡目争いに、不倶戴天の敵同士である甲賀と伊賀の忍者たちが巻きこまれる。折しも甲賀弦之介と伊賀の朧は禁断の恋仲にあり、このふたりによって両家の和睦が画策されている最中のことであった……。
    ■次々と登場する特殊能力をもつ異能者たち。彼らによって繰り広げられる異次元の死闘。――その中で味方も敵も次々と斃れていく。壮絶な戦いの果てに彼らを待ち受けるのは、安らかな平和かあるいは凄惨な皆殺しか。
    ■『北斗の拳』『NARUTO』『HUNTER X HUNTER』をはじめとする、全てのバトルまんがの濫觴。山田風太郎の天才を証明するに足る傑作。

  • 数々の忍法の応酬が面白い
    ひたすら戦っているだけだがロミジュリってるので結末が気になるのが良い

  • 時代劇専門チャンネルで「バジリスク」が放映される前の予習として読もうと思ったら

    「SHINOBI」だった。

    最初の数ページであれ? ってなって
    もしかして? 
    ああ、やっぱり!って

    「SHINOBI」は仲間由紀恵の白い美しさが際立っていましたが、こちらはとても山田風太郎でした。むしろよく一般向けにこんな系統の違う美しい映画にしたな「SHINOBI」と別に意味で感心しました。

    「魔界転生」で「小説って自由なんだなあ」と感心したものですが、こちらも自由でした。すごく面白い。
    エログロさえ乗り越えることができれば、たまらん面白い。
    設定斬新すぎるし、やりきってしまうところもすごい。

    次は「柳生忍法帖」を読む予定です。
    こちらも大層読み応えあるらしいのでとっても期待。


    山田風太郎、すごいわ…

  • 総勢20人の,伊賀・甲賀忍者が政争に利用され殺戮を繰り広げる.記号論化したチーム戦や超常的能力を70年前に構築した点もさることながら,美しい文体や言葉選びが輝いており,ともすると凄惨な情景もまるで蠱惑的な匂いが感じられる.

  • 慣れていないからか、とっつきにくさがあった。しかし、時代ものも面白いものだ。
    語りが前面に出てくるのはしょうがないところもありそう。

  • 1974年。
    遅まきながら読んでみた。
    甲賀と伊賀の男女は恋仲で、結婚するはずだったのだが、
    徳川の3代目を決めるさい、甲賀と伊賀忍者10人ずつを戦わせて、甲賀が勝てば国千代、伊賀が勝てば竹千代を3代目にすることとした。結果はみんな知ってるんだがw
    そしてトーナメント方式に忍者が死闘を繰り返す。忍術も多様。しかし唾液はなぁ・・蝶呼ぶとか、体毛で刺すとか、吐息で殺すとかなら、まだ・・・。
    最後に残った男女は、死闘するでもなく、呆気なく決まる。悲恋物語でもあるのかな。

  • 2024.12.9 63
    素晴らしかった。東海道歩きたい。イクサガミ。

  • #40奈良県立図書情報館ビブリオバトル「本」で紹介された本です。
    2部構成で2部は奈良県書店商業組合共催によるエキシビション。
    2014.4.19
    https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=834033036611139&id=100064420642477

  • 甲賀和伊賀是世仇,勉強在服部半藏的調停下和平相處。然而為了選擇讓秀忠的哪個兒子繼任,大御所決定解開這個禁令,接受讓甲賀與伊賀各十人兩組分個高下,甲賀贏就是國千代,伊賀贏就是竹千代,同時也是讓這些危險人物自相殘殺的好機會。十人的忍術各異,很多令人無法想像的荒唐無稽,這種超越人類肉身的離譜技術一開始讓人覺得這真的是學醫的人寫的?嗎但作者卻一本正經地解釋例如雨夜陣五郎像蛞蝓般的忍術(所以他怕鹽),風待將監的唾液,藥師寺天膳的無限復活等等,這也實在很有趣。

  • 山フーさんにしてはぐろくないです。
    忍者の運命...。
    結構楽しく読めるのでは?

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著者プロフィール

山田 風太郎(やまだ・ふうたろう):一九二二年兵庫県生まれ。『甲賀忍法帖』『くノ一忍法帖』などで忍法帖ブームを巻き起こす。『眼中の悪魔』及び『虚像淫楽』で探偵作家クラブ賞(現日本推理作家協会賞)短編賞受賞。九七年菊池寛賞を受賞。『警視庁草紙』『戦中派不戦日記』『戦中派虫けら日記』などの日記文学、『人間臨終図巻』ほか著書多数。二〇〇一年没。


「2025年 『東海道綺譚 時代小説傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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