警視庁草紙 上 山田風太郎ベストコレクション (角川文庫)

著者 :
制作 : 田島 昭宇 
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 110
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (525ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041356555

作品紹介・あらすじ

明治6年、征韓論に敗れた西郷隆盛は薩摩へ。明治政府は大久保利通を中心に動きだし、警察組織もまた、大警視・川路利良によって近代的な警視庁へと変貌を遂げようとしていた。片や、そんな世の動きを好まない元同心・千羽兵四郎と元岡っ引・冷酒かん八。2人は元江戸南町奉行・駒井相模守の人脈と知恵を借り、警視庁に対決を挑んでゆくのだが…。開化期の明治を舞台に俊傑たちが東京を疾走する時代活劇譚。

感想・レビュー・書評

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  • 他の読者諸氏も書いていらっしゃるが、幕末の動乱から抜け出ていない江戸情緒を懐かしむ人々と、地方の成り上がり者が築いた明治政府、その官権の犬たる警察との攻防劇がみごと。

    ミステリー自体はあっとうならされるものではないのだが、まあ、時代劇の人情を楽しむもの。

  • 難しくも徐々に慣れてきた開化小説

    感想
    ようやく上巻読了、時間かかった。
    明治前期を舞台にしたあくまでフィクション。
    それにもかかわらず、時代背景を丁寧に裏打し、
    リアリティを作り出す。

    自分も解説のたび、Wikiを開いた。

    多くの人が似たような事を書いているが、
    作者は真実と虚構を一つにできる
    そんな天才だと感じた。

  • 感想は下巻に

  • 明治小説。
    歴史小説という感じが好きになれなかったが、読んでみると意外にすらすら進んだ。
    ただ、文庫本で500頁以上の厚み、結構応えます。

  • 山田風太郎さんの傑作小説です。
    帯の
    「これほど見事に日本近代化の陣痛を描出した作品はない」森村誠一
    これにヤられました。
    見事な帯文句ですね。
    僕の帯歴No.1です。

  • 山田風太郎作品、初めて読みました。こんなに面白かったとは!
    近代化を進める明治初年の警視庁と、御一新が気に入らない元江戸南町奉行所の面々との知恵比べ。私たちは「明治維新」により江戸から明治にスパッと時代が切り替わったように思ってしまいがちだけれど、人の心や社会というのはもちろんそんなものではなく、新しい時代と古い時代のはざまで人は揺れ動きながら日々を生きているんだな。
    脇役として西郷隆盛から新撰組斉藤一まで綺羅星のごとく登場し、いい意味であっという間に読める、歴史・娯楽ミステリの連作集。

  • 綺羅星の如く無数の有名人を登場させ、虚実入り混ぜ語られる、ありえたかもしれないもうひとつの明治史。背後にうかがえる膨大な教養や緻密な時代考証には、ただただ圧倒される。
    謎解きに”元奉行所VS警視庁”という対立構造を導入することで物語に奥行を増しているのも見事。

  • 明治の初め 江戸が残り明治になり切れていないグレーゾーンの世界。徳川への思いが残る人たちが、明治の警察に対抗する。学校で学んだ時代背景が、生きている世界に変わる。過渡期の社会が彷彿としてくる。過渡期の私はどうしよう

  • (欲しい!)/文庫

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