警視庁草紙 下 山田風太郎ベストコレクション (角川文庫)

著者 :
制作 : 田島 昭宇 
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
4.19
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本棚登録 : 97
レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (516ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041356562

作品紹介・あらすじ

東京を騒がせる怪事件の影で、知略によって警視庁を出し抜いてきた元江戸南町奉行の一派。業を煮やした大警視・川路はとうとう直接対決に踏み切る。同じ頃各地では、反政府派の叛乱により不穏な空気が漂っていた。そんな中ついに西郷蜂起す、との報が入る。その裏に隠されていた大からくりとは?そして近代化を巡る争いの帰趨とは…。華やかな明治に潜む闇の中を流浪するものたち。その哀切を描く、山風明治群像劇の一大傑作。

感想・レビュー・書評

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  • 上下巻まとめての感想。連作形式にして全18話に散りばめた伏線と密度の凄まじさ。上巻は、まだ短編集といった風合いの楽しみ方で読めますが下巻になると、それまでであちこち張り巡らされていたモノが絡み合って回収されていく様が圧巻。
    明治の当時の風俗の描写と実在の俊傑たち、そこに織り交ぜる虚構の出来事とのさじ加減が絶妙で、全てが実際の歴史のような気がしてくる。まさに群像劇。

  • 面白かった。
    敵の正体がはっきりしてくる下巻の方が読み応えがあるね。
    描かれている人たちは何も悲しい。
    でも巻末までの読後感は決して暗くなくスッキリしたものだ。作者の本はいくつか読んでいるけど個人的にはこのシリーズが最高だと感じているよ。

  • 上巻はさり気なく明治期の偉人が錯綜する様に多いに盛り上がりを感じ、下巻は読んでいて寂しさを感じた。
    江戸時代が黄金の時代とは言えないでしょうが、確実に一つの時代が終わっていくのが解る展開は物悲しさを感じずにはいられない。それがまして大きな戦が契機となるなら…。

  • 明治小説続き。
    上巻読んだから、そのまま下巻も読まないと、という感じです。
    上巻に続きの500頁越え。
    でもだんだん読むスピードが上がってた。
    歴史系好きな人にはおすすめ。

  • 様々な人物たちが交錯する。「吉五郎流恨録」が特に面白かった。

  • ラストがせつない。。。

  • 無数の有名人、パロディ、刊行当時の時事ネタを注ぎ込んで語られる山風流明治史。下巻では、上巻でコケにされ続けた警視庁側の逆襲がついに始まる。生き生きと描かれた明治に生きる人々の姿、特に権力に抗う側の人々の生きざまに胸が熱くなる。ひとつの時代の終わりを感じさせるラストの切なさも素晴らしい。

  • どっちもかっこいい。

  • 時は流れる。古いものを含みつつ、新しいものを生み出しながら。自分の位置を測りつつ、己の行く道を決めて行かなければならない。大警視や元南町奉行のような深謀遠慮は持ち合わせていないけれど。

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