戦中派不戦日記 山田風太郎ベストコレクション (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 125
感想 : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (608ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041356586

作品紹介・あらすじ

23歳の山田青年が過ごした激動の1年を克明に記した日記文学の最高峰。山風作品に通底する人間観が垣間見える貴重な一作。昭和20年の記録。

感想・レビュー・書評

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  • ほんの75年前ということに驚きを禁じ得ない。もし自分がその時代にいたら間違いなく戦争推進派だったと思う。怖い話しだ。

  • 昭和20年元旦から大晦日までの日記を原文ママに書籍化したものである。東京大空襲、疎開、敗戦、進駐軍…。東京にも死が身近にあったその時の描写が生々しく目に浮かぶ。自分が大人になって戦争関連の書に触れるに連れ、戦中、戦前の日本は思想、言論において成熟した社会だった印象が強くなる。逆に言えば子供の頃から見聞きさせられてきた戦争時の「日本」はネガティブな印象操作の賜物なのではなかろうか。

  • 戦時中のB29来襲の恐ろしさやポツダム受託後の行動など軍人ではない角度での描写であり、感情がありありと書かれていて興味深い。

  • しかし、百年後のためのひそやかな第一歩を踏み出す者は、生き残ったわれわれを置いて誰があろうか。二歩進むためにも、百歩進むためにも、最初の一歩は絶対必要だ。僕達は眼をつむり、眼をあけ、遥かなる未来へ眼を投げるべきである。
    しかし、残念だ。どうして佐竹さんを説得できよう。
    その気力は自分にない。

  • 講談社文庫版で既読。

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著者プロフィール

1922年、兵庫県養父市生まれ。
東京医科大学在学中の’47年、探偵小説誌『宝石』の
第一回懸賞募集に『達磨峠の事件』が入選。
’49年に『眼中の悪魔』『虚像淫楽』の2編で
日本探偵作家クラブ短編賞を受賞。
’58年から始めた「忍法帖」シリーズでは
『甲賀忍法帖』『魔界転生』などの作品があり、
爆発的ブームに。その他本作『警視庁草紙』に始まる
明治もの、『室町お伽草子』などの室町もの、
『戦中不戦派日記』『人間臨終図巻』など、著作多数。
2001年、79歳で逝去。
本年2022年で生誕100周年を迎える。



「2022年 『警視庁草紙‐風太郎明治劇場‐(3)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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