幻燈辻馬車 上 山田風太郎ベストコレクション (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 124
感想 : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041356616

作品紹介・あらすじ

明治15年。年々文明開化の華やかさを増す東京を行く1台の古ぼけた辻馬車があった。それを駆るは元会津同心の干潟干兵衛。孫娘のお雛を馭者台の横に乗せて走る姿が話題を呼び、日々さまざまな人物が去来していく。ある日2人は車会党の恨みを買い、壮士らに取り囲まれてしまう。危機に晒されたお雛が「父!」と助けを叫ぶと、なんと無人の辻馬車が音もなく動き出した!そして現れたのは…?山風明治ロマネスクの最高傑作。

感想・レビュー・書評

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  • 江戸末期・明治時代の有名人が、会津武士漂落の末の辻馬車とすれ違う。伊藤博文、嘉納治五郎・姿三四郎、円朝、三島県令。幻想。

  • @ledsun リコメンド。
    感想は下巻が終わったら。とりあえず、想像してた話とは違って非常に読みやすい、と書いておこう。

  • 明治を描いた秀作。感想は下巻にて。

  • 2012年9月に上巻のみ一読。
    初読ではえげつない部分に肝を冷やしたが、再読するとほんとうにおもしろい。
    ストーリーを忘れた頃に、読み返してみたい。

  • 二頭だて箱馬車、少女と幽霊付き

    【内容】
    明治初期、自由民権運動盛んなりし頃、老人と少女が御者台に乗った馬車の出会う、様々な事件。有名人も多数登場。
    一貫したストーリーもあるが、オムニバスふうでもあります。

    【感想】
    なんかなし、おもろい話です。
    幽霊は出るけど、メインではなく、老御者(といっても50歳前のようですが)の目を通して、この当時の熱気・混沌を見ていくという感じでしょうか?
    実際の明治時代がどんなだかはもちろん知りませんが、なんとなくその雰囲気を感じられるような?

    (2013年01月01日読了)

  • 明治ものも面白い!ちょんまげ姿の武士と、軍服をきた軍人が入り乱れる明治維新の頃は、考えてみれば、確かに混沌としてて、魑魅魍魎の世界かも。

  • 『人の世に情けはあるが、運命に容赦はない』

    奇才・山田風太郎の明治物。

    文明開化の明治15年に東京を行く1台の古ぼけた辻馬車。
    それを駆るのは元会津同心の干潟干兵衛。
    孫娘のお雛を乗せて走る辻馬車にはさまざまな人物が去来するが…

    この馬車には一つの不思議が。
    お雛が危機にさらされたとき、お雛が「とと!」と助けを呼ぶと…

    忍法帖のような超能力はでてきませんが(笑)
    歴史とファンタジーを融合させる力はさすがの一言。

    明治初期の様々な著名人の運命がこの辻馬車を中心に絡まっていくので
    あ、この人があの有名な!ってところも面白いです(笑)

  • 読みたかった本が再販されて良かったです。川上音二郎ってなんか聞いたことあるけど誰だっけ?と思ってたら大河ドラマにもなった人でしたかー。

  • 舞台は西南戦争後の明治の東京。主人公は、会津出身の元侍で、辻馬車で生計を立てている。彼が出会う人々との様々な出来事がテンポよく描かれる。馬車の馭者台の横には、孫娘のチョコンと座っていて、危機のおりに彼女が「トト!」と叫ぶと、西南戦争で戦死したお父さんが現れて救ってくれるという奇想天外な設定だ。物語には、その時代に実在した人物が次々と登場する。たとえば、三遊亭円朝、坪内逍遥、大山巌、松旭斎天一、姿三四郎、嘉納治五郎、中江兆民、花魁花紫、伊藤博文、斎藤歓之助、山川健次郎、山川捨松、田山花袋など、豪華絢爛。

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著者プロフィール

1922年、兵庫県養父市生まれ。
東京医科大学在学中の’47年、探偵小説誌『宝石』の
第一回懸賞募集に『達磨峠の事件』が入選。
’49年に『眼中の悪魔』『虚像淫楽』の2編で
日本探偵作家クラブ短編賞を受賞。
’58年から始めた「忍法帖」シリーズでは
『甲賀忍法帖』『魔界転生』などの作品があり、
爆発的ブームに。その他本作『警視庁草紙』に始まる
明治もの、『室町お伽草子』などの室町もの、
『戦中不戦派日記』『人間臨終図巻』など、著作多数。
2001年、79歳で逝去。
本年2022年で生誕100周年を迎える。



「2022年 『警視庁草紙‐風太郎明治劇場‐(3)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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