- 角川書店 (2011年1月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (480ページ) / ISBN・EAN: 9784041356661
作品紹介・あらすじ
藤吉郎は惨憺たる人生に絶望していたが、信長の妹・お市に出会い、出世の野望を燃やす。巧みな弁舌と憎めぬ面相に正体を隠し、天下とお市を手に入れようとするが……人間・秀吉を描く新太閤記。
みんなの感想まとめ
人間味あふれる秀吉の姿を描いた作品で、読者は彼の心理描写や行動に引き込まれます。英雄的な完璧さを持たない彼の人間らしさが、むしろ魅力的で、胸が躍る瞬間を生み出します。多様なキャラクターたちも登場し、そ...
感想・レビュー・書評
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大河ドラマの主人公みたいに英雄的でない人間らしい秀吉を描いていて面白い。
英雄的な完璧超人よりも、やっぱり人間的な人物の方が読んでいて胸躍るところがある。
とはいえ、ヒーロー超人的な半兵衛もやっぱりかっこいいなと思う。
いろんな魅力的なキャラクターが出てくるので読んでいて本当に楽しい。
こんなに魅力的な人物たちを創り出せる山田風太郎の手腕に脱帽。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
怪物ここにあり
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面白い。
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下巻にて。
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きれいな秀吉ではなく汚い(人間らしい)秀吉。全ての行動の目的は女(市姫)という設定。猿面で貧相だからこそ極度の女性コンプレックス。そのコンプレックスがあらゆる所業の源。物語はテンポ良く進む。上巻は分かりやすく伏線を張る(物語自体よく知られている内容でもある)ので,下巻でどう展開するかを予想しながら読むのもいい。
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立身出世を目指すのは高貴な女を手に入れるため。
本能寺の変秀吉黒幕説はよく聞くが、なんでもかんでも事件の裏には秀吉の暗躍あり。絶対に女から愛されない男の妄執を原動力としたピカレスクロマン。
こじらせすぎて、誰であろうが姫君を見ると目をギラギラさせるペドフィリアぶり。
死にゆく半兵衛との会話は壮絶すぎた。そんな理由でww
最も凄いのが、そんな内容なのに妙に納得させられてしまう山風の力量だ。英雄秀吉を称賛すると援護が苦しくなる問題の晩年をどう書くのか期待しながら下巻へ。 -
上巻は清洲会議まで。野武士の一員だった猿が様々な出会いを経て、魔王様を凌駕する化物になっていく。
竹中半兵衛の深慮遠謀、半兵衛を不要とする秀吉の強欲。そして秀吉を牽引する高貴な少女への欲望が納得できる描写。 -
本能寺の変は秀吉の陰謀によるものというのは、有名な仮説ですが、恩人信長を殺してまで得ようとしたのは、天下もだが「女」だったという大胆な設定の太閤記。
後の女狂い、人間不信はすべて女にモテないコンプレックスから始まったとするのは、特別冴えた読みではないけど、風太郎が描くことでこれしかないと思わせる説得力があります。
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著者プロフィール
山田風太郎の作品
