魔界転生 上 山田風太郎ベストコレクション (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 219
感想 : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041356715

作品紹介・あらすじ

島原の乱に敗れ、幕府への復讐を誓う天草側の軍師、森宗意軒は死者再生の秘術「魔界転生」を編み出した。それは、人生に強い不満を抱く比類なき生命力の持ち主を、魂だけ魔物として現世に再誕させる超忍法だった。次々と魔界から蘇る最強の武芸者軍団。魔人たちを配下に得た森宗意軒は紀伊大納言頼宣をも引き込み、ついに柳生十兵衛へと魔の手を伸ばす…。群を抜く着想と圧倒的スケールで繰り広げられる忍法帖の最高傑作。

感想・レビュー・書評

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  • 二度にわたって映画化された作品。十兵衛役は、最初が千葉真一。二回目が佐藤浩市。ラスボスの天草四郎時貞役に、それぞれ沢田研二と窪塚洋介。
    とにかく敵がビッグネームばかり。実父・柳生宗矩。剣聖・宮本武蔵。荒木又右衛門に宝蔵院胤舜。
    しかも皆、奇想天外な方法で蘇った魔人衆。
    虚実織り交ぜ、あたかも史実かの如く、虚実の狭間で翻弄されます。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    島原の乱に敗れ、幕府への復讐を誓う天草側の軍師、森宗意軒は死者再生の秘術「魔界転生」を編み出した。それは、人生に強い不満を抱く比類なき生命力の持ち主を、魂だけ魔物として現世に再誕させる超忍法だった。次々と魔界から蘇る最強の武芸者軍団。魔人たちを配下に得た森宗意軒は紀伊大納言頼宣をも引き込み、ついに柳生十兵衛へと魔の手を伸ばす…。群を抜く着想と圧倒的スケールで繰り広げられる忍法帖の最高傑作。

    平成31年2月17日~24日

  • 息を呑んでいるうちに勝負が決する

  • 名だたる剣豪が惜しげも無くじゃんじゃん出てきて最高。
    ホラーでエログロナンセンスでぶっ飛んだ設定が素晴らしすぎる。
    超忍法……?w

    冒頭つらつらと時代背景と敵の紹介でだれたものも、後半柳生十兵衛が出てくるあたりから俄然面白くなった。下巻が楽しみ。

  • 前半は単調だったけど、転生衆が動き出して柳生十兵衛が出てきてからはさすが。戦いの行く末がとても気になる。
    評価は下巻が読み終わってから。

  • 沢田研二映画を若山富三郎目当てで見たのがきっかけで。

    映画版とおそろしく内容が違うんですね。びっくりしました。
    昭和の脂ギッシュなサラリーマンが好きそうなえろぐろシーンになんども挫折しそうになりました。これさえなければめっちゃ面白いのに!と。

    十兵衛が出てくるあたりからテンポアップで一気読み。
    斬新な発想ですすめられるお話に、超ワクワク!

    しかし山田風太郎の作品はあまり巷の本屋さんで扱っていなくて探すのが大変です。巨大本屋さんまで行かないと……


    ※田宮坊太郎が講談や歌舞伎で有名だとか
    宝蔵院だれそれも有名とか
    十兵衛のお父さんたちの確執とか
    知らないことがいっぱいでした。
    こういった逸話を知っての読書ならもっと楽しめたのかしら。今、こつこつ調べています。

  • 2015年3月20日読了。原題を「おぼろ忍法帖」という忍法帖シリーズ最高峰の名高い上下巻。忍法「魔界転生」を持って死せる剣豪たちを魔人として配下とし、紀州徳川藩をも手中とした森宗意軒・由比小雪たちの魔手は、柳生十兵衛にも伸びるが…。1960年代にこのお話の着想を得、後世にも影響を与えるこれだけの壮大な物語を生み出した作者の手腕には恐れ入る。「死んだ有名人をよみがえらせる」術は、著名な剣豪同士の対決を史実に逆らわずに実現させられる、荒唐無稽なようでいて非常にすぐれたアイデアなのだな。武蔵や柳生の長などの剣豪が次々と魔人と化し、また後世に名を残す著名な武芸者が彼らに敗れ去るなど、読者の危機感はこの上巻であおられまくる。果たして十兵衛たち一行に勝機はありや、なきや。

  • 上巻の半分近くまで主人公である柳生十兵衛は名前しか出てこず、7人の魔剣士の登場に尽くされる。本書は中学生の時初めて読んだのだが、最初は柳生如雲斎が主人公だと思っていた。途中から出てくるへらへらした奴に殺されてしまって「???」だった。

    とはいえ、あまりに敵が魅力的なので主人公が出てこなくても全く気にならなかった。しかし、こんな書き方は、しかも連載小説で、山田風太郎しかできないのだろうなあ。

  •  忍術によって転生した天草四郎時貞や宮本武蔵ら最強の剣客軍団と柳生十兵衛が戦う山田風太郎の一大剣劇。
     
     最近、せがわまさきにより漫画化がされて話題の「魔界転生」
     十兵衛と伝説の剣客達の鬼気迫る戦いだけでも楽しい。しかしそこに大小様々な策略が入り乱れる。強さでは劣る柳生十人衆も命懸けの活躍を見せる。
     歴史上の大剣客達の圧倒的な緊迫感。ほぼ一瞬でかたがつく。その時はぐっと本の中に引き込まれている。少年ジャンプの格闘なんかは何週に渡って引っ張ったりするが、本来、戦いとはこう描くべきだと思う。せがわまさきは漫画でそれを忠実に再現してるからすごい。

     楽しくないわけがない。絶対引き込まれる名作。

  • 本当におもしろい一冊なんてのは、作風だとか古いか新しいかだとかそんなものは微塵も関係ないんだな。

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著者プロフィール

1922年、兵庫県養父市生まれ。
東京医科大学在学中の’47年、探偵小説誌『宝石』の
第一回懸賞募集に『達磨峠の事件』が入選。
’49年に『眼中の悪魔』『虚像淫楽』の2編で
日本探偵作家クラブ短編賞を受賞。
’58年から始めた「忍法帖」シリーズでは
『甲賀忍法帖』『魔界転生』などの作品があり、
爆発的ブームに。その他本作『警視庁草紙』に始まる
明治もの、『室町お伽草子』などの室町もの、
『戦中不戦派日記』『人間臨終図巻』など、著作多数。
2001年、79歳で逝去。
本年2022年で生誕100周年を迎える。



「2022年 『警視庁草紙‐風太郎明治劇場‐(3)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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