一分間だけ ショート・ショート (角川文庫)

  • 角川グループパブリッシング (1980年4月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784041357224

感想・レビュー・書評

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  • 表紙がなんだか怖かった。

  • 五十音順の無理矢理な名前が妙に笑える。

  •  文庫本3ページから4ページ程度のショートショートが、実に68話も掲載されている。短い文章で、あっという間にそのストーリーの世界観を構築させてしまうのは、さすが。

     タイトルの前にアイウエオのカタカナが一文字ずつ書かれていて、最初はその意味が分からなかったが、これは登場人物の名前の1文字目を強制的に決める作者のアイディアだそうだ。確かに、似た名前が出ないように、あるいは、発想のマンネリを防ぐための手法として有効かも知れない。ちなみに、最後はンで、ンチャカがその登場人物である(笑)。

     p.256に面白い台詞がある。
    「だが、物語の筋とか主人公の名前というのは、所詮人間が考える以上限りがあるんだろうな。どんなに独創的なものを作ろうとしても、過去に存在したものとどこか似て来るものだ。おそらく…人類は物語のあらゆる型をみんな使ってしまったんじゃないか?(後略)」
     こうしたことは音楽の作曲でもよく言われることだが、ある意味、この本はこの台詞への壮大な挑戦である。

     なお、これらの作品は、「進学・サンケイ中学生」に昭和52年1月から昭和54年2月まで連載されたものだそうだ。ちょうど私が中学生になる直前に終了したことになる。中学生の頃読んでみたら、私はどんな感想をもったのだろうか…少し気になる。

  • ショートショート68篇  

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著者プロフィール

1934 - 2019。SF作家。1979年に『消滅の光輪』で泉鏡花文学賞および星雲賞を受賞。また1987年に『夕焼けの回転木馬』で日本文芸大賞を受賞。代表作にジュブナイルSFの名作といわれる『なぞの転校生』『ねらわれた学園』などがある。

「2023年 『不思議の国の猫たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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