通りすぎた奴 (角川文庫 緑 357-26)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041357262

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で発見し、懐かしくなって数十年ぶりに読んでみた。どれもこれも、「ザ・眉村卓」な短編集。表題作の「通り過ぎた奴」は、当初読んだときもものすごい衝撃を受けたものだが、今読んでもそれは変わらなかった。他の作品はそこまででもないが、それにしたってかなりの水準だ。平凡な日常に生きている主人公が、突然迷い込む異界。そこで気づかされる、平凡な日常の思わぬ断面図。中学生時代に夢中になって読んだものだが、いまさらながら、眉村卓の偉大さを実感できた。

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著者プロフィール

眉村 卓(まゆむら・たく)/1934年、大阪に生まれる。大阪大学経済学部卒。耐火煉瓦会社勤務の傍ら、SF同人誌「宇宙塵」に参加。61年、「SFマガジン」第1回SFコンテストに投じた「下級アイデアマン」が佳作入選し、デビュー。63年、いわゆる日本SF作家第一世代の中で最も早く、処女長編「燃える傾斜」刊行。その後コピーライターを経て、65年より専業作家になる。企業社会と個人の関係をテーマにしたいわゆるインサイダー文学論を唱え、ショートショートやジュニアSFでも健筆をふるい、絶大な人気を博す。71年、未来の管理社会を描いたインサイダーSF〈司政官〉シリーズを開始。79年、その長編第一作『消滅の光輪』で第7回泉鏡花文学賞を受賞した。近刊に、『眉村卓コレクション異世界篇Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ』、『たそがれ・あやしげ』、『自殺卵』などがある。

「2014年 『歳月パラパラ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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