白い不等式 (角川文庫 緑 357-28)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041357286

感想・レビュー・書評

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  •  二人の中学生が、異次元にトリップしてしまうという設定。その世界が、未来なのだが一見江戸時代風というのが面白い。

     その世界の、3つの階層のトラブルに巻き込まれる二人だが、元々が別の世界から来たということで、最後はあっけなく元の世界に戻されてしまう。

     以前読んだ『まぼろしのペンフレンド』でも感じたように、状況設定が終わり、恐怖感あるいは緊張感をあおるだけあおっておいて、最後は少しはぐらかされた感があります。

     筆者も、主人公の言葉を借りて最後の方に書いていますが、自分たちは当たり前と思っている世界も、少し別の角度から見るとおかしいということが、あるのかもしれない。それは、時代であったり、国籍であったり…確かに、そうだなあ。

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著者プロフィール

眉村 卓(まゆむら・たく)/1934年、大阪に生まれる。大阪大学経済学部卒。耐火煉瓦会社勤務の傍ら、SF同人誌「宇宙塵」に参加。61年、「SFマガジン」第1回SFコンテストに投じた「下級アイデアマン」が佳作入選し、デビュー。63年、いわゆる日本SF作家第一世代の中で最も早く、処女長編「燃える傾斜」刊行。その後コピーライターを経て、65年より専業作家になる。企業社会と個人の関係をテーマにしたいわゆるインサイダー文学論を唱え、ショートショートやジュニアSFでも健筆をふるい、絶大な人気を博す。71年、未来の管理社会を描いたインサイダーSF〈司政官〉シリーズを開始。79年、その長編第一作『消滅の光輪』で第7回泉鏡花文学賞を受賞した。近刊に、『眉村卓コレクション異世界篇Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ』、『たそがれ・あやしげ』、『自殺卵』などがある。

「2014年 『歳月パラパラ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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