ポケットのABC (角川文庫 緑 357-36)

著者 : 眉村卓

• KADOKAWA (1982年10月1日発売)

感想・レビュー・書評

[johntamaさんの感想 · 2014年4月5日]

　昭和55年～昭和57年、FM大阪のラジオ番組で読まれた作品群の前半だそうです。後半は、『ポケットのＸＹＺ』です。

　４ページ程度の短いお話でも、あっという間に世界ができあがってしまうのは流石です。何でもありになってしまった今の時代から見ると、話は落ち着いていて、安心して読める作品です。

[fさんの感想 · 2013年6月3日]

面白い。全部もれなく面白い。
ひとつひとつの話を読み終わるたびに
その周りにあるストーリーを想像してしまう。

印象的だったのは「彼女の手紙」
怖いのになんだか切なさが心に残る。

[楊業さんの感想 · 2023年12月19日]

既読本

著者プロフィール

1934 - 2019。ＳＦ作家。1979年に『消滅の光輪』で泉鏡花文学賞および星雲賞を受賞。また1987年に『夕焼けの回転木馬』で日本文芸大賞を受賞。代表作にジュブナイルＳＦの名作といわれる『なぞの転校生』『ねらわれた学園』などがある。

「2023年 『不思議の国の猫たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」