復讐の弾道 (角川文庫 緑 362-1)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (369ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041362013

感想・レビュー・書評

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  • やりたい放題だなこれ。復讐のってタイトルなのに復讐よりもむしろ殺戮や拷問を楽しんでるとしか思えなかった。ダークヒーロー物って言うにもなんか違うような。西村賢太が好きだって言ってたから読んだけどこうまで俗っぽいとは思わなかった。

  • 『野獣死すべし』と大まかな構造は同じ。戦後の国家転換で見捨てられ虐げられてきた一個人が、自身の才覚と狂気で社会に復讐を果たさんとするも、最後は滅びていくという。
    さすがに大藪春彦が描いてきた時代の光景も、歴史の一つという過去に退きかけているようだ。今の20代以下の人には、明治時代の出来事のように感じられるのではないか。

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