優雅なる野獣: 牙を秘めたローン・ウルフ伊達邦彦 (角川文庫 緑 367-17)

著者 : 大薮春彦

• KADOKAWA (1979年3月1日発売)

感想・レビュー・書評

[パル２パパさんの感想 · 2009年7月8日]

日銀ダイヤ作戦の終わり方が余りに唐突だったので、続きがあるのかと思い、ページを繰る、そうすると、読んだばかりの内容がリフレインされる。最後まで読むと、此は日銀ダイヤ作戦のプロトタイプである(作者註)とある、そりゃないよ、大薮さん！がっかりしながらも、後に続く短編集を読むが長編一話完結に慣れた心を癒す迄には至らず、因って☆２つ半。次の「不屈の野獣」と最終巻の「野獣は死なず」を見つけるまで、一休み。