汚れた英雄 (第4巻) (角川文庫)

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レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (438ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041362327

感想・レビュー・書評

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  • 大藪春彦氏の代表作ともいえる『汚れた英雄』の第四部。完結編。単行本刊行は1969年。
    主人公・北野晶夫が、二輪レーサーとして大成功し、華々しい活躍をし続ける生活を描くこの第四部。これから、北野晶夫が、これからレーサーとして成り上がろうとする第一部のような、ギラギラした熱さは、もう全くありません。
    第一部の熱さが懐かしくなる、退屈極まりないこの第四部、実は、かなりの問題作ではないでしょうか。
    北野晶夫のプレイボーイ振りが描かれるのは、まあ、小説的ですが、レースの描写は、ほぼ、レースの日程と、レース結果。これだけフィクションのレースのデータを読まされるなら、全ページ、文章でなくて表でもいいじゃないか、とも思えますが、そこは、大藪春彦氏の小説家としての仕事であるため、徹底的に物語性を排除した文章になっています

    読んでいてかなり辛いものがありましたが、この辛さ、晩年の大藪春彦作品『餓狼の弾痕』、『暴力租界』にも通じる、読む苦行ともいえます。

  • 一気読みしてしまう。
    あっけない最後。

  • ある男の一生。4巻。
    大藪春彦の生み出したダーティーヒーローの中でも、特に惹かれる存在。

  • 初めて大藪春彦を読んだ。なんて独特なんだと感心した。読んだのは高校生の頃だったが、ちょっとだけ自分の生き方を後悔した覚えがある。
    それにしてもこの人のおわりかたもなんだか特徴がある気がする。ぷつっと終わっちゃうんだよね。え?これで終わり?みたいな。何の余韻もなく終わる。それもまたこの人の味なんでしょうか。

  • アメリカ、グランドキャニオンなどを舞台とした作品です。

  • ストイックな彼の性格をまねしたい!何度読み直したことか。。。読み終わると、涙は出るが強くなれる。Good by Mr. HERO.北野晶夫

  • 面白かった

  • ブックオフでやっと見つけた。古い背表紙のでは無かったが、中身が変わる訳で無し、購入。細かい内容は忘れていたが、初版に比べて、注釈が新しいモノが増えていた。晶夫の最期、オートバイではなく自動車レースで、最期を迎えてしまう処が皮肉だったと思う。話の展開も急ぎ過ぎの感あり。

  • 昔、大藪作品にハマってほとんどの作品を読みあさったのですが、今手元に残してあるのはこの『汚れた英雄』だけです。イイです!名作です!

  • バイクレース好きには必読書なのだが,一方,日本の敗戦と復興,そして高度経済成長と怒濤の輸出攻勢に圧されて次第に退潮して行くヨーロッパ旧世界.という現実図式下の架空史として読んでも面白いかも知れない.

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