密閉山脈 (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (345ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041365151

感想・レビュー・書評

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  • 2人の一流アルピニストによる、一人の女性を巡っての競争と殺意。

    全体を通して、うまく「盲点」を利用して犯罪を隠し、容疑者を隠し、動機を隠し、逃げ場を隠すということに成功している。

    登山(および下山)というある程度時間がかかるだろうという暗黙の了解を用いて、鉄道ミステリのように時間との戦いを用いているところがポイントであり、大きな盲点となっているわけだが。

    ただ、前半でほぼ容疑者は確定、手段も特定されてしまう上、一応解決したかのように語られてしまうので、中盤で結構ダレるのが難点。動機の無い点を強調してるんだけど、ちょっと不明瞭だったかな。

  • 山好きなんで、タイトルが気になって読んでみたら.....。
    なんつーか2時間サスペンスドラマ。
    ええ、期待した私が悪かったんです。

    人間関係描写に重きをおいて、
    密室殺人のネタなんかもうどうでもいいかんじ。
    トリックネタがわかったとき、
    まじすか?と逆の意味でぶっ飛びのけ反った。

  • 一人の女性を巡る山男二人の対立と殺人、山頂の密室。荼毘の描写が出色。

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著者プロフィール

一九三三年、埼玉県熊谷市に生まれる。五八年、青山学院大学英米文学科卒業。ホテル・ニューオータニに勤務し、六七年退社。六九年『高層の死角』で江戸川乱歩賞、七三年『腐蝕の構造』で日本推理作家協会賞、七六年『人間の証明』で角川小説賞、二〇〇三年に日本ミステリー文学大賞、〇八年『小説道場』で加藤郁乎賞、一一年『悪道』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『運命の花びら』『棟居刑事のガラスの密室』『棟居刑事の黙示録』『戦友たちの祭典』など多数。公式ホームページのアドレスは、http://www.morimuraseiichi.com/

「2018年 『棟居刑事の追跡 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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