人間の証明 (角川文庫 緑 365-19)

著者 : 森村誠一
  • KADOKAWA (1977年3月1日発売)
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  • レビュー :8
  • Amazon.co.jp ・本 (458ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041365199

人間の証明 (角川文庫 緑 365-19)の感想・レビュー・書評

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  • 余りにも古く、そして映画にもなった著名な作品だが、原本を読んでいなかった。最近森村誠一氏の作品を読んで、食わず嫌いだったのが分かり、この著名な作品を読む事にした。素晴らしい作品だった。しかし映画の方が、うまくエンターティナー性を表している気がした。原本は少し冗長すぎる気がした。しかしいずれにしても大変素晴らしい作品だ。

  •  エトランジェの死。男は、ホテル最上階のスカイラウンジに到着したエレベーターの中でくずおれた。男を乗せたタクシーの運転手は、男がストウハとつぶやくのを聞いた。男がタクシーを拾った公園には色褪せた古い麦わら帽子が残されていた。夜の公園から見上げるホテル屋上のタワーと、その周囲をめぐる窓の灯の連なりは、まるで光で編んだ麦わら帽子であった。

  • 見てから読むか、で、最初に読んだのが77年。
    所謂メディアミックスの走りで、日本だけで770万部の驚異的ベストセラー!だそうな。
    できすぎたプロットの感有りますが、森村誠一の構想力は凄い。
    西条八十の詩もそうですが、舞台設定としてのホテルの採り入れ方は流石。

  • 母さん、僕のあの帽子
    どうしたでせうね?
    という詩を聞いて懐かしいと思うのはどの年代でしょうか。久しぶりに手に取った森村誠一の代表作、さすがに充実していました。

  • また同じ表紙のがない・・・
    こんな感じで古臭い絵だけど女の人も書いてありました。
    しげに持ってきてもらった本なんですが、見た瞬間から「古っ!!」オーラをかもしておりました。
    表紙も使われてる紙も、そしてもちろん、内容も。

    さすがに「爺やにお車を回してもらって」ほど古くはないですが、携帯がない、地方と東京の差が開いている、女は嫁に行けば一生奴隷等、現在じゃちょっと考えられないことがベースに書かれてます。
    少し読めば慣れますが。

    ただ面白いことに、現在と共通して、外国人差別、アメリカのスラム問題等々社会問題が扱われています。
    自分の生まれる前も似たような状況だったのね、と物語を離れたところで小さい感動がありました。

    それから最近再燃してきていますが、アメリカ信仰批判が含まれてます。おかげで読めたといっても過言じゃありません。
    ウン十年前なんてアメリカ=絶対正義みたいな考え方じゃなかったんでしょうか?この本はスラム問題を基に貧困の差、不真面目な社会、人間性の薄さなど何かにつけてかなり否定的に書いてます、アメリカを。
    読んでいてかなり「ソウダソウダーー!」になりました、おかげさまで。

    でまぁ、肝心のストーリーですが、捜査小説の王道ですね。
    スラム出身の黒人が東京で刺殺され、捜査を進めるにつれて彼の出生の謎が暴かれて、そのサイドストーリーとして家庭崩壊・アメリカの貧困の差・外人差別・戦後の混乱等々、あの頃の社会問題ほぼすべて触ってあります。

    登場人物いっぱい出てきて、しかも最後にみんな繋がってました~ってのがキックなんですが、さすがに無理やり感がありますね(苦笑)
    1977年当時は新鮮だったんでしょうか。
    それよりも77年からあんまり進化してない現在のほうが新鮮でした。

  • 傑作。長いが一気に読める。深い。

  • 映画化、テレビドラマ化されたこともある推理小説。高校時代に購入。

  • 麦わら帽子、松田優作、スラム

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