新版 悪魔の飽食―日本細菌戦部隊の恐怖の実像! (角川文庫)

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レビュー : 79
  • Amazon.co.jp ・本 (311ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041365656

感想・レビュー・書評

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  • ぼくはどうしてわざわざ自分の時間を使って、こういう読んで楽しくない本を読むのだろう。731とか南京虐殺は捏造だとか、大東亜戦争は正しかったのだとかいう本を読んでいたほうがずっと楽しいのではないかと思うこともある。

    ひと一人の力なんか微々たるもので、ぼくがいくら本を読んだところで、もしこの国が戦争を始めようと言い出したら止められないだろう。もし世界が傾きだしたとしたら、みんなで力を合わせればなんとかなる、とも思っていない。
    ただひとつ、確実に選べる未来があるとしたら、おれはあっち側じゃなかった。断じてそうではなかったんだ、と言い張って(誰も聞いていないとしても)死ぬことだな。たぶん、それだったら選べる。

  • 信憑性が問われているらしいが…個人的には記録の全てが大袈裟な嘘であればいいと思う。細菌で、角材で、毒ガスで、凍傷で、爆弾で、焼夷砲で、真空で、銃弾で…2日に三体、人がマルタと称され尊厳を剥奪されて人体実験の上で殺されていた記録。731部隊による、ナチスと変わらない残虐な所業。

    戦争というのは本当に集団狂気なのだな…

  • 抑止力としての事実録。著者が小説ではないといってる以上、小説ではないだろう。嘘っぱちだとたたかれてるようだが、作品中に作者のコメントが入る本は、筆者が真剣に書いた、その熱意が溢れ出てしまってると個人的には感じる。100%事実ではないだろう。実際はこんな非道なことはなかったのかもしれない。しかし、海外では犠牲者数が3000ではなく15000と記録されているため、この本の記述を超える真実もあり得るのだろうと思うと、やはり読んでよかった。

  • ここに書かれてあることを客観的に裏付ける証拠は何もありません。731部隊の研究記録はアメリカが押収しましたが、2005年に公開しました。中身は日本政府が従来述べていたように、通常の防疫の研究に過ぎなかったことがわかりました。
    著者は著名な作家・森村誠一ということですが、実際に書いたのは下里正樹という日本共産党の人間で、慰安婦問題における吉田清治のような人物です。
    本書のインチキは多くの歴史家によって暴かれており、Wikipediaにざっと目を通すだけでも分かるはずです。
    発禁になったとか書いてる人もいるし・・・。この日本で本が発禁になるわけないでしょう。
    はっきり言って、とっくに嘘がバレている本書のような本に騙されてるお人好しの人がこんなにたくさんいることのほうが、本書で731部隊がやったとされていることよりよほどコワイです。

  • 本当にあったことなのか?
    と思うほど現実離れしていて、実感が湧かない。ただ知らないよりは、知るべき内容だと思う。

  • 2010年4月

  • おおよその概要は知っていたが、あらためて読んでみた。
    凄惨。
    こんなことが、実際に行われていたかと思うと、また、それが検証されずに隠蔽されていることを考えると、肝が冷える。
    もっとも、731部隊については、大嘘であるとの批判も根強い。太平洋戦争では、日本は国土を焼かれた犠牲者であるという認識を持つ人も多いと思う。
    しかし、戦争を仕掛けたのは日本であるとの認識は、さまざまな社会的な背景はあったにせよ、きちんと理解しておいたほうが良い。同時に、731部隊という集団が実在していたことも、知っておいた方が良い。この時の知見や技術を持って、戦後、沈黙しながら権益を享受した者たちがいたことも忘れてはならないと思う。

  • 戦時中の日本軍が行った細菌実験について書かれている本。

  • 2003.11.3~ 13 読了

  • はじめに読んだときは衝撃的だったが、全部とは言わ無いまでも、朝日新聞により歪められた部分もあったはずと、今は思う。

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著者プロフィール

一九三三年、埼玉県熊谷市に生まれる。五八年、青山学院大学英米文学科卒業。ホテル・ニューオータニに勤務し、六七年退社。六九年『高層の死角』で江戸川乱歩賞、七三年『腐蝕の構造』で日本推理作家協会賞、七六年『人間の証明』で角川小説賞、二〇〇三年に日本ミステリー文学大賞、〇八年『小説道場』で加藤郁乎賞、一一年『悪道』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『運命の花びら』『棟居刑事のガラスの密室』『棟居刑事の黙示録』『戦友たちの祭典』など多数。公式ホームページのアドレスは、http://www.morimuraseiichi.com/

「2018年 『棟居刑事の追跡 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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