ドグラ・マグラ(上) (角川文庫 緑 366-3)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041366035

作品紹介・あらすじ

昭和十年一月、書き下ろし自費出版。狂人の書いた推理小説という異常な状況設定の中に著者の思想、知識を集大成し、”日本一幻魔怪奇の本格探偵小説”とうたわれた、歴史的一大奇書。

感想・レビュー・書評

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  • 「読んだら精神に異常をきたす」と評される日本文学の奇譚。夢野久作自身も「読者を狂わせる」ことを目的として書いている。
    横溝正史エッセイの落合信彦の対談で「この本読んでいると気が変になりますよねー、はっはっは」みたいなことを話していた。「気が変になる」という言葉はこの二人の対談から広まったのかな。
    しかし私としては、上巻の半分の精神科博士の論文が理解できず^^; 本書で気が変になるのは、この論文が理解できる頭の良い人なんじゃなかろうか ^^;


    ※差別用語も本文のまま記載しています。
    ※※※※わりとネタバレ気味ですのでご了承ください※※※※

    ===
    ………ブウウーーーンンンーーーンンン………。
    蜜蜂の唸るような音が耳に入り、青年はウスウスと目を覚ます。青年には自分に関する記憶が全くなかった。ここはどこか、自分は誰か、なぜここにいるのか。
    すると隣の部屋から少女の声が響いてきた。少女は青年を「おにいさま」と呼び、切々と訴えてくる。
     おにいさま、私がおわかりになりませんか、婚約者のモヨ子です。結婚式前夜におにいさまに殺されましたが、こうして生き返ってきました。私のところに戻ってきてください。おにいさま、返事をしてください、返事を、へんじを………

    やがて青年のもとに「九州帝国大学 精神科 若林鏡太郎(わかばやしきょうたろう)」と名乗る医師が現れる。若林博士は青年に、今日が大正15年11月20日でここは九州帝国大学精神科の第七号室だと伝える。
    若林博士は、この精神科の前教授で一ヶ月前に自殺した正木敬之(まさきけいし)博士と共に精神病患者の研究をしていた。この正木教授はかなり奇妙奇天烈摩訶不思議な精神科論を講じていた。そしてこの青年が生まれるより前に、彼のような精神病患者が現れることを予言していたという。
    若林博士は、青年の記憶回復のためといって、青年を医学部長室へ連れて行く。

    そこには入院患者たちが書いた論文や創作物が並んでいた。
    その中の一つは『ドグラ・マグラ』。
    ………ブウウーーーンンンーーーンンン………。という音を聞き目覚めた入院患者による「自分は若林博士と正木博士に実験体にさせられている」という体験記だった。

    青年は、自殺した正木博士の遺した文章を読む。

    『キチガイ地獄外道祭文』
    正木博士は日本を遍歴しながら精神病者の扱いを訴えたという。その訴えは木魚を叩きながら阿呆陀羅経を唱えるというものだ。

    ああアーああーアアー…スカラカ、チャカポコ、チャカポコ、チャカポコ…
      まかり出たるはキチガイ医師だよ、寄ってきなされ聞いてきなされ
      キチガイと言われて閉じ込め虐待されたる入院患者。これじゃあ地獄だよ
      そこでこの気楽な医師が、新案工夫のデッカイ精神病院、奇妙奇天烈珍妙無類の治療で患者を助けます
    アアー…スカラカ、チャカポコ、チャカポコ、チャカポコ…


    『球表面は狂人の一大解放治療場』
    「この地球表面上に生息している人間の一人として精神異常者でないものはない」という論文。

    『脳髄は物を考えるところに非ず』
    それじゃ何なんだいというと、脳髄とは物を考えていると脳髄に錯覚させる器官ってことなんだよ。
    生物は大きく複雑になり、脳髄は細胞を独立させた。そう、細胞こそ人間の意思決定の器官なんだよ、きみ。

    『胎児の夢』
    胎児は母体にいる間に、今日に至るまでの地球の歴史を悪夢を見ている。それは力のぶつかり合いであり、生物の残虐性である。
    胎児は自分の祖先の夢を見て細胞に記憶してこの世に生まれるのだ。こうして人間は先祖の「心理遺伝」を持っている。

    『空前絶後の遺書』
    ヤアヤア我こそはキチガイ博士としてその名を馳せたる正木敬之なり。明日の大正15年10月19日に自殺することにしたそのついで、古今無類の遺言書を残すことにした、さあ立ち会え立ち会え。

    …という感じで、正木博士は呉一郎(くれいちろう)という青年について記す。2年前に母親を絞殺した容疑が掛かったが、若林博士がその容疑を晴らした。だがその2年後に従妹で婚約者の呉モヨ子を絞殺した。
    だがモヨ子は仮死状態にあったのであり、若林博士が覚醒させ、第6号室に入院させたのだ。

    ==
    遺言の途中で上巻終わり。

    最初に青年が目覚めた病室の様子は、本当なのか幻影なのか判別しかねた。
    正木博士の書き遺したものはそれぞれが口語体や舞台式などの形式で書かれて目まぐるしい。
    医学部長室にある精神病患者の創作物や、終盤の「手術」はかなり気味が悪い…orz

    このように、精神病棟入院患者の目線の描写、文体を変えていく形式で、読者としてはついていくのに精一杯だったよ。

  • 再読したくて探したら行方不明に(T ^ T)
    その為、再度購入σ^_^;

     日本ミステリ界の三大奇書。(『匣の中の失楽』も合わせて四大奇書と言われることもあります)
     読むと精神が崩壊する等々。

     私が目を覚ました時、記憶を失っていた。隣の部屋からは女性の声で『お兄様』と呼びかける声。
     ここはどこで、私は誰で、どうして、こんな場所に閉じ込められているのか……。
     そこから始まるのは奇書にふさわしい物語。

     初めて読んだときに思ったのが、ミステリの概念とは?

     記憶を失った私が閉じ込められているのは精神病院で隣にいるのは私の許嫁だというところから物語ははじまります。

     そこまではいいのですが、私の記憶を戻すために精神科医の若林博士から渡された小冊子である『キチガイ外道祭文』が読み返すたびに凄いなぁ。

     ここで繰り返される『オノマトペ』の効果とまるでお経のような文章を延々と読んでいくと、わけがわからなくなるのは当然とも思います。ですが、私はこの『オノマトペ』の使い方が強烈で好きなんですね。

     天才的な感覚で使われているこの『オノパトペ』、読んでいる方はそれに取り込まれていくような気がしてもおかしくはないと思うんですよね。

     そして、殺人事件に自分が本当に関わっているのか、隣にいるのは本当に己の許嫁であるモヨ子であるのか、正木博士は変死を遂げていながら、どうして自分を若林博士に託したのか等々。

     何回か読んでますが、読み終えたときに答えが出なくてもいいのかもしれないのかもしれないということかもしれないです。

     これは『虚無への供物』を読んだときも思いましたし、『匣の中の失楽』もそうなのかもしれないなぁと思ったりもします。

     ほぼ同時期に読み始めた埴谷雄高さんの『死靈』は形而上文学と言われる作品ですが、『ドグラ・マグラ』と表裏一体の作品なのかもしれないなぁと思う時もあります。共に20代の時に出会ってますからね。手当たり次第に本を読み始めた時期で、そこからいろんな影響を受けていた時代です。(こちらはミステリではないですし、ドストエフスキーの影響を強く受けている埴谷さんらしい作品です。でもドストエフスキーとは私は相性が悪いんですよねぇ~)

     因みに『死靈』は当時出たばかりの村上春樹さんの『羊をめぐる冒険』と比較されている評論を読んで、読み始めました。未完になってしまいましたが。

     そんなことを思い出しながら再読を終えました。

     面白かった(*^^*)

  • 正確には青空文庫の電子書籍版を読みましたが、見つからなかったので、印象的な表紙の角川文庫を登録しました。素敵です。(こちらは上巻ですが、結末まで読了してます。)

    夢野久作の代表作、ドグラ・マグラ。
    とても面白かったです!!
    もっと早く読んでおけば良かった。
    (昔30%程読んでいたのですが、難解から止まっていて、初めから読み直しました。)

    一言で言うと、精神世界の謎を順に紐解いていくと同時に身の上に起こった事件を推理していく探偵小説です。
    同じ類の話は現代にはたくさんあると思います。

    とにかく最初から最後まで、奇妙で独特の雰囲気を醸し出しています。
    主人公が目を覚ますと、殺風景な一部屋のベッドの上にいますが、自分が誰で、今まで何をしてきたのか全く記憶にありません。
    隣の部屋の少女がきみの悪い掛け声をしてくるし、若林という教授が言うには、ここは九州帝国大学の精神科で、貴方はある殺人事件に関わっていると言うし。

    正木博士という方が研究している「狂人の解放治療」や、論文の「胎児の夢」「脳髄論」「心理遺伝」「遺言書」などなど、全て全文細かく時代背景が違うので、当時の言葉で書いてあるのを一つ一つ読みながら話が進んでいくのですが、理解しながら読もうとするとすごく時間がかかります。特に如月寺の坊さんの手記が難解すぎて、呉虹汀のクダリの詳細は、私の頭では理解できませんでした。別で調べてみようと思いました。

    ですが、その分後半に進むにつれ、理解が深まって行き、あそこに繋がるのか!と回収されて行く気持ちの良さがあります。

    「胎児の夢」の一節

    胎児よ胎児よ何故躍る 母親の
         心がわかっておそろしいのか

    奇妙で、すごくワクワクします。
    読むと、この言葉の意味も理由も分かっていきます。(分かった気でいます笑)

    何だか、本当に「心理遺伝」があるような。
    そんな気がしてしまうのは、長い話に何度も何度も出てくる言葉の数々に洗脳されてしまっているのでしょうか。
    呉家に代々伝えられているという呪いの巻物、見てみたいです。

    読むと気が狂うと言われている「ドグラ・マグラ」
    最高に面白かったです。

  • 1935年(昭和10年)。三大奇書、第二弾。
    夢野久作の代表作。小栗虫太郎「黒死舘殺人事件」、中井英夫「虚無への供物」と共に、本邦ミステリの三大奇書と呼ばれている。実際、半ば発狂していないと書けないのでは、と思うくらい奇想天外かつ型破りな作品であり、こんなサイケデリックな作家が戦前の日本にいたということ自体が驚異的である。

    精神病院で目覚めた記憶喪失の青年が、自分は何者で何故ここにいるのかを探るうちに、不吉な事件の影が見えてくる。「キ○ガイ地獄外道祭文」、「胎児の夢」など訳の分からない作中作が大量に挿入されており、読者を戸惑わせる。「ドグラ・マグラ」とは、作中で主人公が見つけた、狂人が書いたという推理小説のタイトルに由来しているが、その意味するところは不明。

    結局、内容を知るには自分で読むしかないのだが、読んだところで理解したと言えるかどうか。伝統的に何故か推理小説に分類されており、メタ・ミステリ(超推理小説)と呼ばれているらしいが、この物語にカテゴライズは無意味な気もする。強いて言えることがあるとすれば、好きか嫌いかくらいだろう。

  • 日本三大奇書の一角。
    "精神に異常をきたす"なんておどろおどろしいことが書かれていたので、覚悟はしていたのですが、思ったよりは普通な内容。
    ただ"チャカポコチャカポコ"や"キチガイ地獄外道祭文"などの独特過ぎる文体には軽く眩暈を覚えそうな...人によっては気が違いそうな世界観ではある(かの横溝正史が本書を読んだ際に気が狂って暴れたエピソードが実際あったりする)
    途中の論文パートは読んでて目が滑りまくったけど、"胎児の夢"に関しては成程と納得させられそうな説得力があった(実際のところどうなんか知らんけど)
    下巻でこの話をどう着地するのか期待。

  • 最初は難しすぎて頭が痛くなりましたが自分なりにまとめてみました。

    人間の心理作用を先祖が治さないと子孫にそれが伝わってしまう。代を重ねるとその遺伝子が年々遺伝していきこれが酷くなってしまう。
    これ2015年のホロコーストの子孫の記事と似てると思いました。著者は天才だと思いました。

    夢遊病→熟睡状態に入り脳髄が熟睡している

    背景が暗くなると潜在意識が光り始める。そして、睡眠に出遅れた細胞たちがその意志やらを遂行するために誤作動を起こす。
    脳髄を通過してないから記憶ない

    胎児の夢→人間の進化を見てるつまり遺伝子というものが形を成してそれをする過程を見ていることを言っているのだろう。
    なぜ胎児は単細胞からわざわざ形成されるのか?
    人間は外見を見ると他の霊長類と比べると綺麗に進化してきたが皮を剥がすと内臓やら下等動物の「お譲り」
    人間の精神もそうだ。常識とか文化という化粧をしている。しかし皮をめくると生存競争があるのだ

    動物心理の核心
    無意味に生きて無意味に行動してるように見える
    これは原生動物のようだ。刺激のあるものに集まってる
    →人間は身体などの進化を単細胞etcから受けてるのではなく、精神(本能)と言われてるものまでそうだった
    人間の進化は着飾ることなのかもしれない
    人間とはつまり宇宙ってことだ。
    偉大な内容を持つ細胞の仲介として脳髄がある
    これは細胞1粒より素晴らしきものになるはずだか
    なってない。それは細胞の仲介役である脳髄が完璧でないということになる

    夢とは細胞の意識が脳髄に反映してるだけ
    寝てる時胃腸が働いてる→苦しい辛い 悪夢へ
    消化が終わると→楽になる 悪夢からの解放
    夢というのは主人公細胞自身だけがわかる気分のこと
    細胞の発育、分裂、増殖ち伴う細胞自身の意識内容の脳髄に対する反映

    心理遺伝は先祖の遺伝を引き継いでレッテルを貼りながらどうにか隠してるのでそれが我慢できなくなった時に壊れる
    著者は骨格で人格が決まるとも考えている。骨格を決めるのも細胞だからだ。

    この本を読むと分かるのは、私たちは脳がすごいのではなく、細胞が凄いのだと分かりました。
    細胞が宇宙のように分裂を繰り返す。
    これは、人間の歴史の集結だと思いました。

  • 誰が黒幕なのか、最後の最後で眼の前の人間が信用できなくなるような謎を残して上巻は読了。
    近代文化批判をしているように感じるけど、これが精神に異常をきたすと言われる作品なのかまだわからない…ホラーなのかミステリーなのかそれすらも掴み取れてないようなわけがわからん状態。たぶん、自分の知らない内にドグラ・マグラにかかっているんだろうけども…

  • 凄い………。
    研究して描かれたものだろうと思うけど、キチガイ地獄外道祭文はまさしくも頷ける。
    というのも、昔は精神病患者など、何かしら障害があると納屋に閉じ込めるのが当たり前だったそうで、後に"解放"を謳うのも何となく理解出来ました。
    この本は、理解出来たら異常

    とか

    理解出来なかったら正常
    というよりも、著者が訴えたいことを"感じる"一冊かと思います。
    解放により、精神病患者がより良い生活が出来る時代が来るのを、著者は待っていたように感じました。

  • やっと上巻読み終えた。半分でそんな気分。
    高校の時は読み進められなかった。

    超有名だけど、その複雑すぎる話の展開で読み切るのも難しい。

    ミステリーという形を取ってるけど、そんなにテンポよく進んでいく代物ではない。こっちが騙されてる気分になって、何がなんだかわからなくなってくる。
    印象的だったのは、正木教授の「キチガイ地獄外道祭分」とか「脳髄論」などの突飛な論文の主張を通して、夢野久作自身、精神病患者の対応への問題意識を強く感じてたこと。辛辣な言い回しも多い。
    夢野さんがこれ書いた20世期前半とかで脳科学的、心理学に目を向ける人というのは稀すぎるのでは?こういう要素を持つミステリーが生まれるには、あまりにも医学や世間の関心とかけ離れている時代だっただろうと思うと、作品のすごさが増す。

    下巻、読もうと思う。頑張らないといけないが。

    あとチャカポコが頭から離れない。

  • これも40年前に読んでてもおかしくない本だけども、ついに読了。

    これを読む者は一度は精神に異常を来す、とか、日本探偵小説三大奇書、とか脅すもんだから身構えたんだけど、確かに奇妙キテレツな話ではあったけど、大した真っ当な本であった。

    まず、作者の「キ●ガイ」に対する異様な傾斜がある。「キ●ガイ」(大時代的な単語ではある)とは何か、についてとことん考えた結果が、この本に結実しているんではないかな。

    小説の中にドグラ・マグラという小説が出て来たり、主人公たる「私」からして記憶を失った(認識を失った)曖昧な存在であること、「犯人」が複雑な入れ子になっていることなど、非常に理解が難しいことも確かである。

    前半は、後半の謎を導くための学術資料のようになっていて(まあ、犯行の動機にも繋がるわけだが)、これが大いに読ませる。

    脳髄は物を考えるところにあらず
    夢のからくり(細胞、部分が見るのだ)
    胎児の夢(承服しがたい部分もある)

    ほか「自白心理」などのくだりも含め、トンデモどころか、心理学か認識論の科学新書を読んでいるような気持ちにさせられる。迫真の説得力である。

    後半はなるほど「父」との長い問答を通した犯人捜しの様相を呈してはいるが、上記のような念入りな理屈づけによって、決して荒唐無稽ではない迫力、凄みを生み出している。

    小説は、そうした「キ●ガイ=精神(認識)の大伽藍」を表現しながら、学術研究の業(ごう)といったものを浮き彫りにしているのかも知れない。

    *

    ところで、脳髄のくだりで「脳髄の罪悪史」という5項目が出て来るが、これが実に慧眼であると思う。曰く、脳髄の発達は、

    ・人間を神様以上のものと自惚れさせた
    ・人間を大自然界に反抗させた
    ・人間を禽獣の世界に逐い返した
    ・人類を物質と本能ばかりの虚無世界に狂い廻らせた
    ・人類を自滅の斜面(スロープ)へ逐い落とした

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著者プロフィール

1889年福岡県に生まれ。1926年、雑誌『新青年』の懸賞小説に入選。九州を根拠に作品を発表する。「押絵の奇跡」が江戸川乱歩に激賞される。代表作「ドグラ・マグラ」「溢死体」「少女地獄」

「2018年 『あの極限の文学作品を美麗漫画で読む。―谷崎潤一郎『刺青』、夢野久作『溢死体』、太宰治『人間失格』』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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