少女地獄 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 4371
レビュー : 400
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041366059

感想・レビュー・書評

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  •  「何でも無い」「殺人リレー」「火星の女」(以上「少女地獄」3編)及び「童貞」「けむりを吐かぬ煙突」「女坑主」の諸短編を収録。いずれも1930年代、戦時体制形成期の仄暗い世相を背景に、ニヒリズム色濃厚な「毒婦」を主題とする犯罪小説。戦前の作品にしては文章が読みやすい。

  • 慣れない文語体で読みづらいと感じましたが、そのおかげで雰囲気は最高です。また時間がある時にでも読み直したいと思います。
    購入してからドグラマグラの作者だと知り驚きました。

  • 昭和のメロドラマ風な中身で今読んでも面白い。男の人が描く女の怖さ、ずるさ、したたかさが描かれていて、中々後味の悪い作品だった。良く見ているなぁと。意地悪いぐらいにThe女のイヤな部分をなぞっていてぞっとした。

    少女地獄というタイトルからしてだけどナイスなタイトルをつけたのんだと。

  • 気持ち悪いが褒め言葉になる不思議。
    女の生々しいものが詰まってるのに、とても魅力的です。

  • 前読んだ短編集2冊は読みにくく感じたけど、これは全然なくて読みやすかった。
    手紙形式で進んでいくところは告白を思い出す。告白の方がだいぶあとの作品ではあるけれど。

  • 蠱惑的な女性の描写は逸品。虚言といえど最後まで偽りを貫き自己世界を完結させたのだから。姫草ユリ子からしてみればそれこそ真実、少女はだれでも自分だけの妄想世界を隠し持っているもの。

  • 女性の生々しい魅力のある作品だなと思った。
    「火星の女」が好き。

  • 図書館で見つけて。相変わらずの面白さ。一人称小説では夢野久作が一番好き。

    ⚫️面白かった点
    ストーリーの運びが上手い。
    ⚫️気になった点
    なし。

  • 表紙買いした中の一冊。少女地獄のみ読了。

  •  ドグラ・マグラに続いて夢野久作二冊目読了。買ってから短編集だと知った。少女地獄「何んでも無い」をはじめとしてすべての話で女性に魅力を感じる。魅力といってもラノベのヒロインのようなかわいさではなく生々しくドロドロした心理だがそれに引き付けられる。男尊女卑が今よりも強かった時代に執念深く、力で及ばなくても男に屈しない生き様が描かれている。一人一人がちゃんと生きている感じがするのがいい。男女の関係は昔も今も変わらず複雑怪奇ということか。一番面白かったのは「火星の女」かな。

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著者プロフィール

明治22 (1889)年1月4日福岡に生まれる。本名杉山泰道。幼名直樹。法号萠圓。父杉山茂丸は近代における政界の黒幕といわれた。旧制修猷館中学を卒業後、近衛歩兵連隊に入隊。慶応義塾大学に入学後、大正2(1913)年に中退。放浪生活ののちに出家し、僧侶となる。大正6(1917)年に還俗し、父の出資による農園を経営する傍ら執筆を開始。結婚し、喜多流の謡曲教授となる。大正8(1919)年に九州日報に入社、記者となる。大正15 (1926)年に「あやかしの鼓」を発表し作家活動を始める。昭和10(1935)年「ドグラ・マグラ」を出版。昭和11年(1936)3月11日逝去、享年47歳。

「2019年 『定本 夢野久作全集 第6巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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