ロンサム・カウボーイ (角川文庫 緑 371-3)

著者 :
  • KADOKAWA
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041371039

感想・レビュー・書評

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    雑誌「ワンダーランド」の創刊から連載し、「宝島」にひきつがれ、連載を終わって晶文社から単行本になり、一九七九年に文庫になった。「ワンダーランド」の創刊のために作られた宣伝資料には、この『ロンサム・カウボーイ』の連載が、目玉のひとつとして次のようにうたってあった。「追い風はホワイト・ブルース、向かい風がアメリカン・ソウル。紫の平原が、二車線のハイウェイが、幻の蒼空に逆うつし。アメリカの西部の主人公カウボーイが、どこまでも持ち歩くロンサムとはなにか。硬すぎる叙情ゆたかに描ききる男の詩」
     僕としてはユーモア文章のつもりだったのだが、この本はこれこそ本当のかっこういいアメリカだ、という大誤解をされてしまった。あの当時、若い読者たちは、かっこういい本当のアメリカというものを求めていたからだろう。彼らはアメリカのどうでもいいようなことに強くこだわり、大切なことにはまったく無関心なまま、いまは日本の中年となっている。その下に続いたいくつもの世代に関しても、おなじことが言える。
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  • 無性に片岡節に浸りたくなる時があります。
    良かったです。

  • 一作目の短編、『六杯のブラック・コーヒー』のみ。
    ダンナにいわせると、「話が面白いというタイプのものじゃなくて、そのときの空気や気分がなんかいい」そうだ。
    確かに、アメリカの広大さだとか、なんかこうわだかまりを抱えつつ生きてるって感じがいいんだな。

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著者プロフィール

1939年生まれ。74年「白い波の荒野へ」で作家デビュー。75年「スローなブギにしてくれ」で野性時代新人文学賞を受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに写真家としても活躍。著書、多数。

「2018年 『くわえ煙草とカレーライス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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