長距離ライダーの憂鬱: オートバイの詩 (角川文庫 緑 371-13)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041371138

感想・レビュー・書評

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  • なんとももどかしい終わり方。バイクで走り出してしまうところとか片岡義男らしいのだけど、はたして二つの物語の行方は...。

  •  

  • なんだか尻切れトンボだな……。「幸せは」のほうが好きだな。

  • 表題不明

  • 2012/10/17読了

    とある夏の日々の女性ライダーと、勢いから二人の女性にプロポーズをしてしまった男の短編物語。
    美雪はオートバイと一緒に、夏の道をひた走る。
    熱気、雨天、そんな夏の空気の中を彼女は走る。
    そこには出会いと別れがある。ほぼ全てがフリーだ。
    持て余すほどある「自由」の中を、彼女は走るのだ。
    対して、二人の女性に結婚を申し込んで"しまった"祐介は、苦悩の中にいる。幸せを、右と左に等しく振り分けてしまったからだ。

    対照的な二者。第三章では、この異なったふたりが出会う、もしくはすれ違うようなにおいがある。二人のライダーは、この先に何を見るのだろうか。

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著者プロフィール

1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始める。74年「白い波の荒野へ」で小説家としてデビュー。翌年には「スローなブギにしてくれ」で第2回野性時代新人文学賞受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに写真家としても活躍している。『10セントの意識革命』『彼のオートバイ、彼女の島』『日本語の外へ』『万年筆インク紙』『珈琲が呼ぶ』『窓の外を見てください』『いつも来る女の人』『言葉の人生』ほか多数の著書がある。

「2022年 『これでいくほかないのよ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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