And I love her (角川文庫 緑 371-26)

著者 : 片岡義男

• KADOKAWA (1982年1月発売)

感想・レビュー・書評

[Rocketman3さんのレビュー · 2018年10月15日]

-----
日本の一年、四季のひとめぐりのなかに、ひとりの美しい女性を置いて、彼女を中心にスケッチした短い文章集。読んでいくと一年が体験できる。歳時記を女性の肌の息づかいのなかで書いてみたい、などと僕は思ってこれを書いた。楽しかった。これをもっと発展させたかたちで、ひとりの女性の一年を短編連作で今年僕は書く。文字はブルーで印刷してある。この作品から、一九八二年となる。
------

[bobbyhtさんのレビュー · 2012年5月31日]

And I love herと大好きなビートルズの曲名を題名にしているが、ちょっと合わない。淡々とした描写だけというのも飽きてしまう。

[Uさんのレビュー · 2004年11月16日]

彼女の四季。普段の彼女の生活。気持ちの動きかた。ただそれだけでいい、という小説集。

著者プロフィール

1939年生まれ。74年「白い波の荒野へ」で作家デビュー。75年「スローなブギにしてくれ」で野性時代新人文学賞を受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに写真家としても活躍。著書、多数。

「2018年 『くわえ煙草とカレーライス』 で使われていた紹介文から引用しています。」