一日じゅう空を見ていた (角川文庫 (5615))

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感想 : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041371312

感想・レビュー・書評

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  • 30年経っても色あせない。鮮やかに写真のようなイメージが蘇ってくる。文学作品というのとは少し違うかもしれないけど、こんなに風景を鮮明にイメージしている小説ってないような気がする。

  • ボーッとしながら読むにはいい本です。

    30年ぶりに読んでも色あせないですね。

  •  

  • 彼は誕生日を覚えていてくれていた。プレゼントを考えているけれどもなにがいいだろうか、とも言ってくれた。ごく日常的なきっかけから屋根のない2シーターを手に入れた彼女は、秋の高原のターンパイクを彼に運転してもらってこの自動車で走りながら、自分は助手席をうしろに倒して一日じゅう空を見ていよう、と思いついた。このアイディアを彼が実行してくれるなら、自分の誕生日の最高のプレゼントになる。−−−という夢のような表題作ほか六篇に、大谷勲の写真によるエッセイ二篇を加え、お届けする。

    タイトル・バック
    スイッチ・ヒッター (『月刊カドカワ』1983年6月号)
    心持ち
    <写真1>夜のあいだずっと 大谷勲
    巨大な月曜日 (『All Right!』1983年4月号)
    水瓜を射つ女
    <写真2>ブルー・スカイ 大谷勲
    熟睡する女性の一例 (『野性時代』1983年10月号)
    一日じゅう空を見ていた

    著者とのインタヴュー 江原麻衣子



    「心待ち」 田舎の夏の感じと最後がベタつかず、さらっと逃げていくのがよい。

    「巨大な月曜日」 節度のあるサーファー。

    「熟睡する女性の一例」 なぜか幕張を舞台にして頭の中で映像化していた。きちんとした大人のひととき。

  • 片岡義男さんといえばトレンディ。W浅野と石田純一全盛期を思い出す

  • 短編集。男と女の会話が中心。著者へのインタビューも少しある。そこで男と女の生理的な違いはあれど、本当の意味で自己をまっとうしていれば男も女もない、という話は納得した。そういう男や女は魅力的だと思う。
    あと「一日じゅう空を見ていた」が一番好み。

  • 美しい人しか出てこないオムニバス。よく言えば余韻のある物語の終わり方。

  • 片岡さんの短編と大谷勲さんのフォトのコラボ。文庫本で読めるなんて、幸せです。

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著者プロフィール

1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始める。74年「白い波の荒野へ」で小説家としてデビュー。翌年には「スローなブギにしてくれ」で第2回野性時代新人文学賞受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに写真家としても活躍している。『10セントの意識革命』『彼のオートバイ、彼女の島』『日本語の外へ』『万年筆インク紙』『珈琲が呼ぶ』『窓の外を見てください』『いつも来る女の人』『言葉の人生』ほか多数の著書がある。

「2022年 『これでいくほかないのよ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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