B面の最初の曲 (角川文庫 (5760))

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  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041371350

感想・レビュー・書評

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  • 彼女は久しぶりの休暇の二日間で七人の彼に逢うことにした。雨の都会の二日間のストーリー。…なんだけどこれは駄目だった。JJに連載したものとのことだが、ただのお洒落な作品になってしまっていて。イントロの雨の都会の描写は良かったんだけどな。

  • 「連絡は公衆電話かホテルの電話」だとか、これは現在ならオートバイを愛する主人公というキャラを引き立てる記号として、作者の意図とは別にかっこよく機能してしまっている「水道の水を飲む事」だとか、よほどクールだと思ったのか続けて二回も描写される「缶ビールのプルトップを灰皿に捨てる事」など、所々時代性が楽しい。じゃあ戦前ものとかもっと錯誤はあるだろうとなるのだが、片岡もの、いやこの赤い背表紙角川文庫片岡ものは時代の最先端を標榜していたところに、いまやダサさと恥ずかしさと悲しさがある。新宿副都心周辺ホテルも当時は手が届かないくらいクールだった。都庁が出来て以降プチブルですら足を運ばない。話し口調やスタイルももうすでに爆笑もの。フランス短編の誰かみたいに描写が細かい。冒頭の首都高などはさながら現在のカーナビのようだ。主人公の行動描写も、連載していた女性誌を意識してか、性描写こそ省略しているものの、異常に細かい。水を飲む風呂に入る下着着る脱ぐ飯を食う、寝る。唯一排泄が抜けているのはつまりこの二日くらいは出なかったのだろう。便秘症という事で。穿ち読みが楽しかったのでこの点数。

  • 読んだ当時は、何処が面白いのか全くわからず。
    ただ、すらすら読めたことを覚えている。

  • 自分がより自分らしくいられること。その大切さをエッチに実践している女の子の物語。

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著者プロフィール

1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始める。74年「白い波の荒野へ」で小説家としてデビュー。翌年には「スローなブギにしてくれ」で第2回野性時代新人文学賞受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに写真家としても活躍している。『10セントの意識革命』『彼のオートバイ、彼女の島』『日本語の外へ』『万年筆インク紙』『珈琲が呼ぶ』『窓の外を見てください』『いつも来る女の人』『言葉の人生』ほか多数の著書がある。

「2022年 『これでいくほかないのよ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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