寝顔やさしく (角川文庫 緑 371-39)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041371398

感想・レビュー・書評

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  • 自分がもっとも自分らしくある時間は、じつは寝顔の時間なのです。眠っているときの自分の寝顔をあるひとりの男性が見て、彼女の寝顔はこんなにやさしかったのかと認識をあらたにしてくれるのは、何も知らずに眠っているとはいえ気分のいいものです。気分のいい状況をうまくつくるのは、しかし、むずかしいようです。(注:収録されている短篇と直接関係はない)

    彼女が持つにふさわしい
    寝顔やさしく
    100%コットン
    サマータイム・ブルー
    シャツのボタンが段ちがい
    一生に一度かしら (『小説王』1984年7月号)
    彼を愛してなにを得たか


    残念ながら全体的に低調。バイクで夏の海辺の田舎町を旅する男が毎日恋人に電話をかける「サマータイム・ブルー」のみ、夏の海を感じさせてGood。

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著者プロフィール

1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始める。74年「白い波の荒野へ」で小説家としてデビュー。翌年には「スローなブギにしてくれ」で第2回野性時代新人文学賞受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに写真家としても活躍している。『10セントの意識革命』『彼のオートバイ、彼女の島』『日本語の外へ』『万年筆インク紙』『珈琲が呼ぶ』『窓の外を見てください』『いつも来る女の人』『言葉の人生』ほか多数の著書がある。

「2022年 『これでいくほかないのよ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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