彼女から学んだこと (角川文庫 (6139))

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  • Amazon.co.jp ・本 (186ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041371435

感想・レビュー・書評

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  • さまになった外観は、ひとつのシーンをつくるだけではなく、内面への愛のきっかけとなりうるのだということを初めに教えてくれたのは、彼女なのだ。

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    短篇とも呼べないような散文の連続は、小説というよりもひとつの風景やふとした瞬間を切り取った写真を言葉を使って丁寧に表しているのでは、というような印象を受けた。著者が自分自身でもくり返し写真やカメラのことを書いているのもうなづける。収録されている中道順詩の写真もデザイン的な視点で撮られた写真がほどんどで、ワンシーンを切り取っているという意味では、この作品に非常にマッチしている。

    言葉を使って何かを表現することはもちろん簡単なことではないが、この人の小説を読むときれいな言葉を使って表現することはもっともっと難しいことのように思える。ただの「お洒落なラブストーリー」ではないことは確かだ。




    [private] 短編ひとつに、中道順詩さんと大西公平さんのカラー写真を組み合わせて作った一冊。写真と文章の組み合わせというものに、僕は以前から興味を持っている。自分で撮った写真に自分の文章を組み合わせ、もっと緊密に両者がからみ合った結果としての本を、ぜひとも作ってみたい。[/private]

  • 非常にバブルの匂いのする短編集ですが、
    相手の誕生日に、その日一日の自分のスケジュールが書かれた一ページを破ってプレゼントにする話は、忘れられないかっこよさでした。

  • 夏になったら片岡義男が読みたくなる。
    こんな女いないよ、と思いながらも、いたらいいよな、と思ってしまうのが男の心情。

  • ちょっと時代がかっているかな。バブルっぽいというか。でも、読んでいるうちに「彼女」に憧れ、そういうオトナの女性になりたいと思っている自分がいた。
    バイクには乗らないけど、それ以外は、まぁまぁ近いかな?うそ?!(2006.11.13)

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著者プロフィール

1939年生まれ。74年「白い波の荒野へ」で作家デビュー。75年「スローなブギにしてくれ」で野性時代新人文学賞を受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに写真家としても活躍。著書、多数。

「2018年 『くわえ煙草とカレーライス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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