桔梗が咲いた (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 27
感想 : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041371527

感想・レビュー・書評

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  • よかった。「夏と少年の短篇」のようなシノプスがいくつも出てくる。とくに最後に作家が構想する「北海道・夏・風・少年・オートバイ・ストリップ・女性・一瞬のきらめき・桔梗」というのがたまらなくいい。

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    あれ、前読んだときはもっと良かったんだけどな。最後のほうで作家が頭の中で描く北国が部隊の、オートバイ少年とストリッパーの話し、こんな短かったっけか。もう少しインパクトがあると思ってたんだけど。 20081201

  • 2013/04/24読了

    オートバイ作家片岡氏の、「作家」としての側を描いた作品。
    作品を書くにあたってのネタ集めはきっとこんな感じなのだろう。
    三十代の女性が、十代の頃のエピソードを想起して語る。
    佐伯さんの言葉が、今の私には痛いくらい響きました。十代を終えて、色々気づくものがある。


    "十代は、子供でも大人でもなくて、その中間であり、しかも大人に向けて成長しているときですから、じつに数多くのいろんな体験が、非常にしばしば、彼あるいは彼女にとって、初めての体験になるわけです。初めて、というものは、一回きりのことを、ティーンエージャーは、かたっぱしから体験していると言っていいですね。ところが、大人になってしまうと、体験はくりかえしになってきます。おなじようなことが、何度もあるわけです。かつてあった、これからもまたあるだろう、ということで、なにがあっても、別にどうということはなくなってしまうのです。" (P165)

  • 立てば芍薬、すわれば牡丹、歩く姿は百合の花…の30歳の3人の女性と作家との座談会から始まる様々な物語。十代の思い出からセクシーな気持ち、理想の少年像まで、盛りだくさん!です。

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著者プロフィール

1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始める。74年「白い波の荒野へ」で小説家としてデビュー。翌年には「スローなブギにしてくれ」で第2回野性時代新人文学賞受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに写真家としても活躍している。『10セントの意識革命』『彼のオートバイ、彼女の島』『日本語の外へ』『万年筆インク紙』『珈琲が呼ぶ』『窓の外を見てください』『いつも来る女の人』『言葉の人生』ほか多数の著書がある。

「2022年 『これでいくほかないのよ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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