桔梗が咲いた (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
3.13
  • (1)
  • (1)
  • (4)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 21
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041371527

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • よかった。「夏と少年の短篇」のようなシノプスがいくつも出てくる。とくに最後に作家が構想する「北海道・夏・風・少年・オートバイ・ストリップ・女性・一瞬のきらめき・桔梗」というのがたまらなくいい。

    -----
    あれ、前読んだときはもっと良かったんだけどな。最後のほうで作家が頭の中で描く北国が部隊の、オートバイ少年とストリッパーの話し、こんな短かったっけか。もう少しインパクトがあると思ってたんだけど。 20081201

  • 2013/04/24読了

    オートバイ作家片岡氏の、「作家」としての側を描いた作品。
    作品を書くにあたってのネタ集めはきっとこんな感じなのだろう。
    三十代の女性が、十代の頃のエピソードを想起して語る。
    佐伯さんの言葉が、今の私には痛いくらい響きました。十代を終えて、色々気づくものがある。


    "十代は、子供でも大人でもなくて、その中間であり、しかも大人に向けて成長しているときですから、じつに数多くのいろんな体験が、非常にしばしば、彼あるいは彼女にとって、初めての体験になるわけです。初めて、というものは、一回きりのことを、ティーンエージャーは、かたっぱしから体験していると言っていいですね。ところが、大人になってしまうと、体験はくりかえしになってきます。おなじようなことが、何度もあるわけです。かつてあった、これからもまたあるだろう、ということで、なにがあっても、別にどうということはなくなってしまうのです。" (P165)

  • 立てば芍薬、すわれば牡丹、歩く姿は百合の花…の30歳の3人の女性と作家との座談会から始まる様々な物語。十代の思い出からセクシーな気持ち、理想の少年像まで、盛りだくさん!です。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

1939年生まれ。74年「白い波の荒野へ」で作家デビュー。75年「スローなブギにしてくれ」で野性時代新人文学賞を受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに写真家としても活躍。著書、多数。

「2018年 『くわえ煙草とカレーライス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

桔梗が咲いた (角川文庫)のその他の作品

桔梗が咲いた Kindle版 桔梗が咲いた 片岡義男

片岡義男の作品

ツイートする