散ってゆく花 (角川文庫)

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感想 : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041371718

感想・レビュー・書評

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  • ビールが共通のテーマ(?)

    野球をテーマにした表題作は珍しく(?)会話などに活気あふれる文章。ただラストが乾杯で終わるとは思わなかった(あまりにストレートすぎるなあ)。自分だったらどうやって終わらせただろう。留美子となにか起きるのかと思ったが。

    「セブンティーン」はGood。現在と過去のカットバックをフォードのプラモデルと彼女のノートを元に再現された彼の家(これもある意味で設計図を元にした模型であるといえる)を使ってみせているのがうまい。ラストで主人公が再会した恋人にからめ取られていると自覚して狼狽するのがよい。

  • 何度目か判らない再読、読了。
    夏の終わりに読むことが多い。
    タイトル作は金があるなら映画にしたいほど好きだ。
    ヒット作にはとてもならないだろうが。

  • か-7-67 いただきもの

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著者プロフィール

1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始める。74年「白い波の荒野へ」で小説家としてデビュー。翌年には「スローなブギにしてくれ」で第2回野性時代新人文学賞受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに写真家としても活躍している。『10セントの意識革命』『彼のオートバイ、彼女の島』『日本語の外へ』『万年筆インク紙』『珈琲が呼ぶ』『窓の外を見てください』『いつも来る女の人』『言葉の人生』ほか多数の著書がある。

「2022年 『これでいくほかないのよ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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