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- Amazon.co.jp ・本 (195ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041371725
感想・レビュー・書評
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本書は、角川文庫72冊目の片岡義男作品。
都会で生きる男女を、いろいろな視点から描いた実験的小説。
離婚する男女を3人称で描いた話で始まる。次は、離婚した男の1人称で語る話になる。その次は、男性の友人を主人公にした3人称の短編小説がくる。そして、また1人称で。
快適な距離感を持った男女のつき合い方や、居心地の良い部屋の間取りのことなどが、ストーリーの中心のように語られている。彼らに元気が出る理由は、そのあたりにあるということなのだろう。
2009年7月2日
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片岡義男の小説は感じるもの。初めて読んだら、「何を言っているのかわからない」と言われかねない。現実から、憎しみや妬み、怒りなどネガティブなものを取り除いた社会を描いているものが多く、この作品もそう。小説道における片岡流。 2008年1月25日詳細をみるコメント0件をすべて表示
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