エンド・マークから始まる―片岡義男恋愛短編セレクション・夏 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
3.67
  • (3)
  • (4)
  • (8)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 56
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041371909

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • エンド・マークから始まる
    『ママ、ママ』
    501 W28 L34
    さようならの言いかた
    一日じゅう空を見ていた
    彼女を思い出す彼
    花が濡れてます 

  • 夏をテーマに選ばれた恋愛短篇集。
    特別に心に残る、というよりも、なんとなく
    真夏に涼やかに抜けていく風のように冷たく水分の多い
    そんな印象の物語ばかりだ。

    登場する若い女性たちは行動的なのだが
    正直自分の目からは腹が立つ勝手な行動を取る女性もちらほら。
    いやなぜそんなことを、と思ってしまうが答えがわからない。
    あとがきによると、筆者は小説でリアリティを描きだすことはありえないし
    自分はそれを目的にしていない、のだそうだ。
    私の好みから言えば、リアリティがない小説に感情移入はできないし
    表面だけの浅いものに思えてしまう。
    私が浅く薄く感じてしまうのは、当然と言えば当然のようだ。

    「さようならの言い方」の女性は、比較的同感。
    もしも自分がそんな形で恋人を亡くしたなら、似たようなやり方をすると思う。
    もっと早くに、停車せずにやるとは思うが。
    印象的ではあった。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

1939年生まれ。74年「白い波の荒野へ」で作家デビュー。75年「スローなブギにしてくれ」で野性時代新人文学賞を受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに写真家としても活躍。著書、多数。

「2018年 『くわえ煙草とカレーライス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

片岡義男の作品

ツイートする