日本語の外へ (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (619ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041371947

感想・レビュー・書評

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  • おそらく英語を母国語(本書ではほぼアメリカ人)とする人と、日本人と日本語についての、完璧な分析なのだろう。但し、題名を忠実に取るならば、「日本語の外へ」なので、アメリカのみならず、文字通り、世界の中の日本を論じるべきだろう。その点では物足りなさが残る。

    今の多様な世界観の中では、物事の位置付けを間違うと一様にしか物が見えなくなるので、本当に注意が必要である。意識しないと、あたかも日本がアメリカの一部であり運命共同体のように感じる人が多くなるのではないだろうか。

    途中から繰り返しも多くなり。最後は斜め読みになってしまったが、貴重なうなづける主張も多く、勉強にはなったが、前述の点がものすごく残念である。

  • これは参った。眠かった。なんだろうか、いや、もうちょっと面白く書けないのか。なんか同じような事を念仏のように何度も唱えられて、心はブッダガヤまでトリップ。とはいえ時々ふむふむと思うところもあり。

  • 「まだごく幼い僕がふと気づいたら、日本つまり自分の国は勝つはずのない戦争をしていた。勝つはずのない戦争をしていた国、それが僕にとっての自分の国だ。ただ単に戦争をしていた国ではなく、勝つはずのまったくない戦争をしていた国だ。僕にとって自分の国とはそういう国であり、僕が自分の国をめぐって持っている国家観はすべてこの認識の上に立っている。どうごまかすことも出来ない、見ないでいたり考えることを避けたりすることも不可能な、否も応もなくとにかく正面から受けとめて引き受けるほかない、僕という人にとっての日本国家観だ。」素晴らしい名著。

  • 片岡義男という作家のイメージは、「アメリカナイズされた軽薄な若者文化を描いたもの」だった。その後まったく読むこともなかったが、このような言語のありようを掘り下げた評論は奥が深く、難解でもある。もやっとしたままの読後感だけれども、何度か読まないと分からない事もあるのだろう。

  • 2008.05.01-

  • 日本語の外には、とんでもない世界が広がっている。良書。

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