黒いトランク (角川文庫 緑 374-1)

著者 : 鮎川哲也
  • KADOKAWA (1974年9月発売)
3.50
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  • Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041374016

黒いトランク (角川文庫 緑 374-1)の感想・レビュー・書評

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  • 読んだのは角川ではなく、立風書房の「長編推理小説全集1 黒いトランク」。ただ、項目がなかったので、お借りする。

    ①ペトロフ事件
    容疑者は、伯父の遺産を受け継ぐはずである甥三人。アントン、アレクサンドル、ニコライは様々思惑があるようだが、、、。ただの列車トリックかと思いきや、最後にどんでん返しがある。

    ②赤い部屋
    ある先入観を突かれる。トリック自体、ちょっと難しいかもしれない。

    ③黒いトランク

  • 2つの黒いトランクが掏り返られるトリック(トリックとは言えない。状態と言った方がよい)は、途中で、と、いうか、その現象を読んだ時に直ぐに分かったが、そのトリックが最後まで後生大事に不明扱いされて、読んでいてバカらしくなった。

    青尽くめの男も、途中で入れ替わるために青尽くめにしていると、登場したときから読めていた。トリックが、後から分かるのでなく、その都度分かるので、何がトリックなのか??バカらしいという本。

    この時代の推理小説ではこれが斬新だったのかな? トリック物に慣れた疑り深い現代人は、このストレートなトリックだと拍子抜けしてしまう。

  • 幾重にも絡みあった複雑で巧妙なトリックを鬼貫警部が執念と論理で破る。

  •  現在の視点で読むと、心理的なものも含め、人物の描写が足りない気がする。トランクをめぐるトリックも、途中でこんがらがってくるほどややこしい。でも、時刻表を使ったアリバイとか、現在のミステリー小説の礎になっていることは疑いないと思う。ちなみに、大地康雄演じるテレビの鬼貫警部とはイメージが違ってました(笑)。

  • 二十年ほど前は絶版で手に入りにくかったようですが、今は二社から出ているようですよ。鮎川さんのこの初長編。

    すぅーっと読めてしまえたのだが、複雑なトリックが絡み合って、一つ一つを頭に入れるのが面倒。特に僕はアリバイ・トリックには興味が持てず、そこら辺は読み流すだけ。したがって、謎解きの醍醐味を堪能、という訳にはいかなかった。が、ともかく鮎川さんがその後の日本のミステリに与えた影響力の大きさはよぉーく解った。

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