- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041375020
感想・レビュー・書評
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うーん、どうなんだろう。こんなに論評の難しい本は久々に読んだ。
このタイトルなんだから源平だとか、そこからの猟奇譚みたいなのを期待して読むのだが、ずっと昭和中盤の、なんともじめっとした恋愛を読まされる。
そうなのだけど、その重苦しい恋愛話が、だんだん面白くなってきて、でも爽快という意味の重さかというとそうでもなくて、佐木隆三かなんかを読んでいるときと同じような感じがする。
これはこれでありかと思って読んでいると、なんか取ってつけたようなSFになるのだけど、これはどうなのだろうか。
いやでも、いかにもSFだから良いとか悪いとかいうものでもないし(SFの定義論なんて御免こうむる)、なんかよく分からないし、よくわからないものを読んだ感じ。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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