わがふるさとは黄泉の国 (角川文庫 緑 375-6)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 24
感想 : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041375068

感想・レビュー・書評

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  • 短編集。時代が昭和だし今読むとレトロな印象。
    ベストは”自殺村”の秘密と死の魅力に惹かれた男の表題作だが、長編に膨らませたらもっとよかったかも。

  • 歴史や民俗学にからめた話が目立つ伝奇SF短編集。かなり古い作品ですが中身は古臭くなくて面白かったです。かなりユニークな話がそろった短編集。
    お気に入りは初めの三編
    『わがふるさとは黄泉の国』
    表題作。自殺した片思い相手の出身が主人公自身のルーツでもある「自殺村」とわかり、主人公は黄泉の国とも言われるその村を訪れ不思議な体験をする。人と関わるのが苦手な主人公の内面描写がぐさぐさきて痛いです。
    『農閑期大作戦』
    最高。パワフルでコミカルで面白い。東北の田舎から出稼ぎにきた主人公たちは、工事現場で拾った金属板のために、太古に地球に飛来した宇宙人同士の争いに巻き込まれる。そこには土着の日本の神々の思惑も絡み。
    『庄ノ内民話考』
    いちいちタイトルがキャッチーですよね。これなんて「しょうのない民話考」ですよ。(たぶん)架空の民話が並べられるのですが、これがもっともらしくて面白い。そして、これら民話にはある共通点があり、トンデモな考察が展開される。

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