亜空間要塞 (角川文庫 3835)

  • 角川グループパブリッシング (1977年3月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784041375075

みんなの感想まとめ

人間の弱さや冒険心をテーマにしたこの作品は、SFマニアの仲間たちが亜空間で繰り広げるユニークな物語です。読者は、彼らの冒険を通じて様々な視点から楽しむことができ、古典幻想小説やSFのパロディとしても読...

感想・レビュー・書評

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  • SFマニアの仲良し4人組が、どこからかふらっと帰ってきた親戚の足跡を追っていたところ、亜空間に飛ばされた。亜空間内の世界はは、人間のいろいろな能力をテストするために仕切られていた。

    話の大筋は、ディックなども書きそうな人間の弱さを強調した世界で、制限が多いだけにそれなりに楽しめる。ただ、のっけから引っかかるのが4人がSFマニアであるというところだろう。

    この本に関しては、読み方はいくつか有る。世界の終わりを予想しながら読んだり、素直に冒険もの、ジュブナイル的なものとして読んだりすることが出来、それぞれそれなりに面白く読めるだろう。

    もう一つの読み方として、古典幻想小説や古典SFのパロディーとして読むと言うかたちも王道だ。

    とはいえ、ワタクシもさほど網羅できておらず、全てのパロディーでクスリとくるような読み方ができる人は、本当に限られていると思う。

    結局、一番楽しめるのは最後のタイプの人であり、実際にSFマニアを序盤から押している話の作りなのだから仕方がない。

    また、それぞれの世界のギャップが大きすぎて、世界観などを語りきれておらず、亜空間全体がぼんやりしてしまった感は否めない。

  • 面白い。内容は、自分で確かめてくださいね。凄く興奮します。

  • この本を読んだきっかけを全く思い出せない。ただこの作品を読んでいた頃の私(高3の春)は今よりかなり現実逃避したがっていたので(今現在現実逃避で小説を読むのは非日常を楽しむ意味だが、あの頃は心の底から現実から逃避したかったので逃避の度合いも意味合いも全く違う)何でもかんでも読んでいたと思う。
    話自体はSFというよりは半村良の遊び心満載で4人の冒険譚といった感じだが、面白かった。笑えた。楽しめた。
    私の場合、感動ポイントで評価しているところがあるので、その点から評価は★3つだが、安心して読める良い作品である。

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著者プロフィール

1933年東京都生まれ。都立高校卒業後、紙問屋の店員、板前見習、バーテンダーなど様々な職業を経験した後、広告代理店に勤務。62年「SFマガジン」第2回SFコンテストに「収穫」が入選。71年初の単行本『およね平吉時穴道行』刊行。73年『産霊山秘録』で泉鏡花文学賞、75年「雨やどり」で直木賞、88年『岬一郎の抵抗』で日本SF大賞受賞。『石の血脈』『戦国自衛隊』『妖星伝』など著書多数。2002年逝去。

「2023年 『半村良“21世紀”セレクション1 不可触領域/軍靴の響き 【陰謀と政治】編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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